Fit Foodies安藤夏未さんによる、レシピ連載。春は肝臓の働きが活発になり、体にたまった老廃物を排出する季節。今回は栄養分がつまった春野菜を使ったデトックススープをご紹介。
ブロッコリーと玉ねぎとリコッタチーズのスープ
<材料>4人分
- ブロッコリー(大) 1株
- 玉ねぎ (新たまねぎ)小1個
- リコッタチーズ 200g
- ギー 大さじ1/2
- 水 具材が半分つかるくらい
- 野菜のブイヨン 大さじ1/2
- 白バルサミコ大さじ2
- 粗挽き胡椒 少々
- マイクロトマト お好みで
作り方
- 玉ねぎは薄切り、ブロッコリーは小房に、茎は細かく切っておく。
- 鍋にギーを温め、ブロッコリー、玉ねぎを色よく炒める。半分つかるくらいの水、ブイヨンを入れ蓋をして野菜が柔らかくなったら火を止める。
- ②の粗熱が取れたらミキサー、またはハンドブレンダーでなめらかになるまでまわし、白バルサミコを加える。
- 器に注いで、リコッタチーズ、マイクロトマトを添え、粗挽き胡椒をふってできあがり。
recipeのポイント
冬は新陳代謝が低下し、体内に脂肪や水分を溜め込みます。
そして、春になると身体に溜め込んだ余分な脂肪や水分を外に出そうと肝臓の働きが活発になり、体にたまった老廃物を排出します。
その働きが「デトックス(解毒)」
冬の寒さに耐えた春野菜も同様に栄養分がつまっています。その春野菜には苦味のあるものが多く、苦味成分は「植物アルカロイド」と呼ばれ、デトックス効果が期待できます。
今回は、春野菜のブロッコリーと新たまねぎ
⚫︎ブロッコリーは、カロテンとビタミンCが豊富で、その含有量はキャベツの4倍といわれています。
血圧を下げる働きがあるカリウム、貧血を予防する鉄、カルシウムとカルシウムの摂取を助けるビタミンKなどを多く含みます。
スルフォラファンという成分には抗酸化作用と解毒作用がありとくに注目されています。
⚫︎玉ねぎ
涙の原因となる香り成分、硫化アリルはビタミンB1の吸収を助けて新陳代謝を活発にします。
春野菜はほかに、春キャベツ、チンゲン菜、せり、セロリ、明日葉、さやえんどう、グリーンピース、パセリ、わけぎ、グリーンアスパラ、筍、ねぎ、わけぎ、たらの芽、ふきのとう などがあります。
春野菜のパワーをぜひ取り入れてみてください。
Text & Photo : Natsumi Ando
料理やテーブルセッティング好きの母の影響で小さい頃から食や空間作りに興味を持つ。美術系短大でテキスタイルデザインを専攻。色彩やデザインや空間作りを学び、卒業後、舞台やブライダルモデルなどで活躍。趣味でも登山など体を動かすことが多かったことが、体のメンテナンスや食の大切さを考えるようになり、家族や友人が元気になる料理を作っている。食べ物=体を整える、さらにおいしい!そして目でも楽しい、心踊る!そんな食卓をつくることを日々考え中。『今の私たちの体は今まで食べてきたごはんでできているから! 』