Fit Foodies安藤夏未さんによる、レシピ連載。今回は、旬の根菜とレモンを使ってさっぱりとあたたまる冬のスープをご紹介。
牛肉と根菜のレモンスープ
<材料>2人分
- 牛肉(しゃぶしゃぶ用) 150g
- かぶ 1個
- 玉ねぎ1個
- 人参 2本〜3本
- レモン汁 小さじ1
- レモンの皮 適量
- オリーブオイル 適量
- ブイヨン 大さじ1と1/2
- 酒 100cc
- 水 600cc
- 粗挽き胡椒 適量
- アマランサス スプラウト お好みで
作り方
- かぶ、玉ねぎ、人参はそれぞれ大きめに切っておく。(今回は小さい人参なのでそのまま使いました。)
- 鍋に水600cc、酒100cc、ブイヨン ①の野菜を入れてオリーブオイルをひと回しして柔らかくなるまで火を通す。
- ②の野菜が柔らかくなったら、牛肉を入れさっと火を通し、レモン汁小さじ1を入れる。
- 器に盛り付け、粗挽き胡椒とオリーブオイルをひと回しして、最後にアマランサススプラウト(お好みで)とレモンの皮をちらして出来上がり。
recipeのポイント
体を温めてくれる根菜と牛肉のスープです。
牛肉のたんぱく質は人の体に似たアミノ酸の構成をしているので、吸収効率がとてもいいです。
さらに、ビタミンB群も豊富で代謝もサポートします。
人参に豊富に含まれるカロテンは、免疫力を高め、皮膚や粘膜を強くします。他にカルシウム、カリウム、ビタミンCも。
今の時期は人参がとてもカラフルで、甘みがあっておいしくなります。
細いカラフルな人参は生食がとてもおいしいので、今回は調理に向いているオレンジ色の人参を使っています。
玉ねぎの香り成分の硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を助けて新陳代謝を活発にします。
かぶの実には、ビタミンC、カリウムが多く、消化酵素のジアスターゼも含まれています。
じつは、実より葉の方が栄養価が高く、葉にはカロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、カルシウムなどが豊富に含まれています。
葉の部分は今回スープには入れませんでしたが、炒め物や浅漬け、菜めしご飯などいろいろなお料理にぜひ使ってみてください。
レモンに含まれるビタミンCや豊富に含まれるクエン酸には、疲労回復や風邪予防や回復に効果があります。
皮にある丸いつぶつぶしたものには、d-リモネンという精油成分が含まれているので皮と一緒に絞るととても香りがよく、さらに脂肪分解作用もあります。
冷えやすい今の時期にじんわりあたたまるスープをぜひどうぞ!
Text & Photo : Natsumi Ando
料理やテーブルセッティング好きの母の影響で小さい頃から食や空間作りに興味を持つ。美術系短大でテキスタイルデザインを専攻。色彩やデザインや空間作りを学び、卒業後、舞台やブライダルモデルなどで活躍。趣味でも登山など体を動かすことが多かったことが、体のメンテナンスや食の大切さを考えるようになり、家族や友人が元気になる料理を作っている。食べ物=体を整える、さらにおいしい!そして目でも楽しい、心踊る!そんな食卓をつくることを日々考え中。『今の私たちの体は今まで食べてきたごはんでできているから! 』