Fit Foodies安藤夏未さんによるレシピ連載。今回は低糖質 高タンパクな素材の旨みがあって、食べごたえのあるおかずをご紹介。
- 出来上がり量:
- 1 人分
- 合計時間:
- 40 分
材料
1人分
鶏むね肉 1枚 200g
塩麹 大さじ1
モロヘイヤ 1束
しめじ 1/3パック
オクラ 5本
食用菊適量
だし汁 400cc
味醂 大さじ1
醤油 大さじ1/2
柚子胡椒 お好みで
鶏肉は肉の中では脂肪が少なく、高たんぱくで消化、吸収がよく低カロリーです。
特に鶏むね肉には、疲労回復をする【イミダゾール・ジペプチド】がたくさん含まれています。
ほかに、免疫力アップのビタミンA
コレステロールを減らす不飽和脂肪酸が含まれています。
今回は鶏むね肉を塩麹につけることで、塩麹の酵素がたんぱく質を分解する働きがあるので柔らかく仕上がります。
時間があれば塩麹に漬けた鶏むね肉を冷凍し、冷蔵庫で自然解凍してから焼くとさらにしっとり柔らかくなります。
モロヘイヤはカロテンの含有量が野菜の中でトップ。ビタミンB群、C、E、カルシウムも豊富です。
また、ぬめり成分のムチンは胃腸などの消化器官や目などの粘膜を保護し、肝機能を高める働きがあります。
ほかに、モロヘイヤ 1束(110g)には4gのたんぱく質が含まれています。
だし汁には本味醂を使用しています。
砂糖やみりん風調味料より糖質が低く、旨みがあるのでおすすめです。
食用菊はβ-カロテン、ビタミンCなどが豊富で肌や粘膜を健康な状態に保つ働きがあります。
筋肉に働きかけて緊張をほぐすビタミンB1、他に、たんぱく質、カリウム、カルシウム、リン、葉酸なども含まれています。
さらに、鎮痛作用や解毒作用、解熱作用があるため、漢方では風邪をはじめ、悪寒や発熱といった症状に対して煎じ汁が飲用されています。
菊花茶(菊の花を乾燥させたもの)は風邪予防にいいので見つけたらぜひ試してみてください!
鶏むね肉と野菜の焼きびたし
Text & Photo : Natsumi Ando
料理やテーブルセッティング好きの母の影響で小さい頃から食や空間作りに興味を持つ。美術系短大でテキスタイルデザインを専攻。色彩やデザインや空間作りを学び、卒業後、舞台やブライダルモデルなどで活躍。趣味でも登山など体を動かすことが多かったことが、体のメンテナンスや食の大切さを考えるようになり、家族や友人が元気になる料理を作っている。食べ物=体を整える、さらにおいしい!そして目でも楽しい、心踊る!そんな食卓をつくることを日々考え中。『今の私たちの体は今まで食べてきたごはんでできているから! 』