ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回はアンチエイジング効果のあるお蕎麦を使ったおやつをご紹介。
蕎麦とジャガイモのエネルギーまんじゅう
<材料>
- 蕎麦(乾物) 35g
- ジャガイモ(メークイン) 250g
- 味噌 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1
- エキストラバージンオリーブオイル 少量
- 鰹節 適量
作り方
- ジャガイモを蒸し器に入れ、中火で竹串が通るくらいまで約20分蒸す。(電子レンジでも可)
- 多めの沸騰したお湯の中へ蕎麦を入れ、約5分茹でた後、手早く流水で流し水気を切る
- ボウルに皮をむき潰した1と、細かく切った2と、味噌を加え混ぜ合わせ、小さめの小判形に形成する。
- 3に片栗粉を両面にまぶし、オイルをひき熱したフライパンで両面約2分ずつ焼き、弱火にし、1〜2分蒸して完成。
recipeのポイント
今回は、好物の蕎麦を使ったおやつです。
蕎麦といえば、主食になるので、エネルギー源でガソリンの役目を果たす「糖質」が含まれているのはみなさんご存知かと思いますが、それ以外にも運動する女性には嬉しい栄養素がたくさん。
まずは、筋肉や髪や爪など、体を作る一番大切な栄養素「たんぱく質」。
「たんぱく質」の質も良く、体内で作ることができない必須アミノ酸を含みます。
他に、三大栄養素の代謝をサポートする「ビタミンB群」や、不足しがちで重要な「食物繊維」、
そして、蕎麦の特徴的な栄養素、ポリフェノールの一種「ルチン」。
「ルチン」は抗酸化作用があり、アンチエイジングにも繋がります。
一方、ジャガイモはエネルギー源の「糖質」源でもありますが、加熱しても壊れにくい「ビタミンC」や、ナトリウムの排出を促す「カリウム」などの「ビタミン・ミネラル」も含み、穀物と野菜両面の顔を持つ食材です。蕎麦とジャガイモのGI値も異なるので、順繰りにエネルギーになるところも嬉しいですね。(蕎麦54、ジャガイモ90)
調味料は「たんぱく質」のフォローで味噌を使用。
味噌もまた良質な「たんぱく質」で、身近かつ手軽な高機能サプリ!
調味料からも効率よく栄養を摂りましょう。
家にある食材でできるので、是非試してみてください!
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_