ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回は栄養価を意識したチョコレートのお菓子をご紹介。
注目のオイルGHEE!でチョコレートムース
<材料>
- ビターチョコレート(カカオ含有量85%) 100g
- ギー 10g
- 卵 2個
- キウイ(小) 1個
- くるみ お好みで
- 塩 ひとつまみ
- ミント 適量
作り方
- 卵は黄身と白身にわけ、キウイは皮をむき小さく切り、くるみは砕く。
- チョコレートとギーをボウルに入れ、湯煎で溶かした後、黄身を加えよく混ぜる。
- ボウルに卵白と塩をひとつまみ加え、ハンドミキサーで角が立つまでしっかり泡立てる。
- 2に3とキウイ、くるみ(ともに仕上げ用に少し残す)を加え、ざっと混ぜ合わせ、器に流し入れ、冷蔵庫で冷やし完成。
recipeのポイント
今週はバレンタインWeekだったのでチョコレートを使ったおやつを作りました。
ガソリンの役目を果たすエネルギー源の「糖質」は、チョコレートから。
カカオの含有量が高い(70%以上くらい)のハイカカオは、「抗酸化作用」ポリフェノールが多く含まれており、運動する女性は特に嬉しいですね。
体を作る一番大切な栄養素「たんぱく質」は、完全栄養食の卵から。
卵が加わることで、グンと簡単に栄養価がアップします!
卵には含まれない「ビタミンC」と「食物繊維」は、この2つの栄養素が多く含まれるキウイを入れることでフォロー!
「抗酸化作用」の「ポリフェノール」や「ビタミンE」も含まれ、キウイは栄養密度の高い果物でおすすめです。
最後に聞きなれない食材かもしれませんが、バターの代わりに使った注目のオイル「GHEE(ギー)」。
ギーは、バター(牛やヤギのミルク)から、水分やたんぱく質などを除き、純粋な油分にしたもので、長期保存が可能と言われています。
食用だけではなく、治癒・美容などにも使用されるそう。
何より、日本人に多い、乳糖不耐性の方にも使用できる点が嬉しいです。
私がサポートしているアスリートにも乳糖やカゼインアレルギーの選手がおり、ギーを使ってもらっています。問題ない方はもちろんバターでもOK。
ココナッツオイルでも美味しくできますよ。
バレンタインのチョコを今週末に渡そうと思っている方や、チョコレートのお菓子が大好きな方は是非、試してみてください!
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_