ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回は節分で余ってしまったお豆を使ったリカバリースイーツをご紹介。
節分の豆で♪抹茶とココアのリカバリービーンズ
<材料>
- 大豆(乾物) 分量Ag
- 抹茶 小さじ1
- ココア(ノンシュガー) 小さじ1
- 甜菜糖(含蜜糖) 45〜50g
- 水 大さじ2〜大さじ2と1/2
作り方
- 大豆を熱湯に30分浸したのち、ザルに移し、水分をしっかり切る。
- フライパンに1を加え強火で煎り、バチっと豆が弾ける音がしたら弱火にし、さらに15分ほど煎ったのち、器に移し粗熱を取る。
- 鍋に砂糖と水を加え、中火で煮詰め、泡が大きくなってきたら2を加え、全体を混ぜたら火を止める。
- ボウルを2つ用意し、抹茶とココアをそれぞれに入れ、半分に分けた3を加え、手早く混ぜ合わせ完成。冷めると食べやすくなります。
recipeのポイント
「鬼は外〜 福は内〜」 明日は節分ですね。
幼い時、お豆をまくことよりも、炒り豆を食べることを楽しみにしていたのを思い出しました(笑)
お豆をそのまま食べてももちろんいいですが、今回は運動する女性向けにアレンジ!
大豆は言わずと知れた「植物性たんぱく質」源。
筋肉も髪も爪もホルモンをも作る最も大切な栄養素です。
その他、ガソリンの役目を果たす「糖質」、不足しがちな「食物繊維」、
「カリウム」「カルシウム」「マグネシウム」「鉄」などを含む、非常に栄養のバランスの良い食材です。
(他のレシピに使いやすいことや、煎る作業は心が整い好きなため、今回は乾物豆を使用していますが、市販の炒り豆は時短に繋がります。)
大豆だけでもかなり優秀なアスリートフード。
さらに運動後のエネルギー補給やご褒美として、甜菜糖(含蜜糖)で「糖質」をプラス。
糖質が気になる方は量を調整してください。調整できるのが手作りの良いところですね。
甘味料は、以前も使用した甜菜糖含蜜糖。
サトウキビ原料のものではなく、てんさい(ビート・砂糖大根)が原料の甜菜糖です。
砂糖の製造方法には、材料から絞りとったものをそのまま煮詰めた「含蜜糖」と、絞り取った液を精製してショ糖の結晶だけを取り出した「分蜜糖」があり、今回は前者のミネラル類を含む「含蜜糖」を使用しました。
フレーバーは、抹茶とノンシュガーのココア。
ついつい食べ過ぎてしまいがちな「甘味」や「塩味」ではない「苦み」の抹茶とココアを選びました。 抹茶は抗酸化作用のあるビタミン類も豊富で運動する女性には嬉しいですね。ココアも「食物繊維」や抗酸化作用の「ポリフェノール」が含まれ、健康や美容に嬉しい食材です。
あっという間に、疲労回復プロテインスイーツの出来上がり。
節分のお豆が余ってしまった時など、是非お試しください。
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_