ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回は手作りできる生八ッ橋をご紹介。
- 出来上がり量:
- 2 人分
- 合計時間:
- 30 分
材料
上新粉 30g
白玉粉 20g
甜菜糖(含蜜糖) 20g
つぶ餡 40〜50g
シナモンパウダー 適量 ※きな粉を加えてもOK
水 70㏄
作り方
- Step 1耐熱ボウルに上新粉、白玉粉、甜菜糖、水を加え軽く混ぜた後、600Wのレンジで1分加熱する
- Step 2大きめのまな板にシナモン(きな粉)を打ち粉代わりにふり、生地をのばす。
- Step 32を正方形に切り、お好みでつぶ餡を巻いて完成。
今回はわたしの大好物、生八ツ橋を作りました。
八つ橋といえば、京都の代表的なお土産で有名ですね。
原材料は、主にエネルギー源である「糖質」の粉物。
今回は上新粉と白玉粉を使用しました。
上新粉や白玉粉やもち米などに関しては、原料と製法が異なりますがすべて米粉です。
食感、風味などお好みのものや、家にある米粉を使用してみてください。
甘味料は、以前も使用した甜菜糖含蜜糖。
サトウキビ原料のものではなく、てんさい(ビート・砂糖大根)が原料の甜菜糖です。
砂糖の製造方法には、材料から絞りとったものをそのまま煮詰めた「含蜜糖」と、絞り取った液を精製してショ糖の結晶だけを取り出した「分蜜糖」があり、今回は前者のミネラル類を含む「含蜜糖」を使用しました。
粉物でも「糖質」を摂っているので、砂糖の使用は少なめにしました。
手作りする場合、このような調整ができるのがいいですね!
また、体を作る一番大切な栄養素「たんぱく質」は、小豆と打ち粉に加えたきな粉でフォロー。
つぶ餡はできる限り甘み(砂糖の使用)が少ないものがおすすめです。
小豆には、「たんぱく質」の他に、糖質などの代謝をサポートする「ビタミンB群」、「鉄分」、むくみ・痙攣を予防する「カリウム」、抗酸化作用のある「ポリフェノール」など、運動する女性には嬉しい栄養素がたっぷり詰まっています。
そして、八つ橋の要となる食材、シナモン。
甘さとスパイシーさを併せ持つ、独特な食材シナモンは、「カルシウム」や「鉄分」の他、抗抗酸化作用のある「ポリフェノール」も含みます。わたし自身大好きなスパイスです。
お土産代表の八つ橋が、あっという間におうちで完成。
抹茶味にしたり、フルーツを入れたり、ゴマを入れたりアレンジを楽しんでみてください。
おうちでできる!生八ツ橋
Text & Photo : Aya Murayama
村山彩ロバスト株式会社 代表、食欲コンサルタント、アスリートフードマイスター、トライアスリート
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_