ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回は甘酒と豆乳を使った寒天プリンをご紹介。
甘酒と豆乳のプリン
<材料>2個・4層分
- 甘酒 160cc
- 無調整豆乳 160cc
- お湯 80cc
- 粉末寒天 1と1/3袋 ※1袋2g入りのもの
- 抹茶 小さじ2
- 米あめ 適量
- きな粉 適量
作り方
- 甘酒と豆乳を鍋に入れ、沸騰手前まで温める。
- お湯に粉寒天と抹茶を溶かしよく混ぜる。
- 1に2を加えサッと混ぜ、少しさましたら器に流し込む。
- 冷蔵庫で1時間ほど冷やす。
- 米あめときな粉をかけて完成。
※1層あたり、甘酒40cc+豆乳40cc+お湯20cc=100cc+粉寒天1/3袋+抹茶小さじ1(抹茶の層)になります。
レシピのポイント
今回は、お腹の調子を整えて血糖値の急上昇を防ぐ【食物繊維】が豊富な寒天を使ったプリンをご紹介しました。
【糖質】源は、飲む点滴ともいわれる甘酒と米あめを使いました。
米あめは、はちみつなどに比べ中々馴染みがないかもしれませんが、お米から作られた栄養価が高く体に優しい甘味料。血糖値がゆるやかにあがることなどから白砂糖の代用品のひとつとしておすすめです。もちろん家にあるはちみつやメープルシロップを使っていただいてもOK。
ポイントは甘味料を材料の中に入れるのではなく、あとからかけること。
そうすることで少量でも甘みを感じやすくなります。
その他、最も大切な栄養素【たんぱく質】は豆乳ときな粉から摂取できます。
豆乳は【たんぱく質】の含有量が調整に比べて多い無調整豆乳を選びました。
写真のように層を複雑にしなければ(笑)、混ぜてかためるだけでとっても簡単。
フレーバーは、ついつい食べ過ぎてしまいがちな「甘味」や「塩味」ではない「苦み」の抹茶を選びました。コーヒーなどもオススメです。【たんぱく質】強化で卵を加えたり、フルーツをすりつぶして【ビタミン】を強化するのもいいですね!
アレンジも自由自在。是非、試してみてください。
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_