ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回は高野豆腐を使ったおやつをご紹介。
高野豆腐のシナモン&黒ごまスティック
<材料>
- 高野豆腐 2枚
- はちみつ 大2〜2と1/2
- 黒すりゴマ 大さじ1と1/2
- シナモン 大さじ1/2
作り方
- 高野豆腐をぬるま湯で戻し、しっかり水気をしぼり、棒状に16等分する。
- はちみつを塗り、黒すりゴマとシナモンを各豆腐1枚分(16本)にまんべんなくふりかける。
- 170度のオーブンで焼き色がつくまで25〜30分焼く
レシピのポイント
高野豆腐がおやつに?!と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、食べてみると高野豆腐と気がつく人は中々いない、美味しくて簡単な我が家でも人気のレシピです。
高野豆腐といえば植物性の【たんぱく質】!
連載スタート時から【たんぱく質】の重要性はお伝えしていますが、【たんぱく質】は、基礎代謝をあげる筋肉や髪、肌、ホルモンなどを作る最も大切な栄養素です。
さらにアスリートに大切な抗酸化作用の【ビタミンE】、骨や神経伝達に大切な【カルシウム】や【マグネシウム】、【食物繊維】、さらに運動する女性の悩みで多い貧血をサポートする【鉄】も含んでいます。さらに乾物なので日持ちもよく素晴らしい食品です。
【糖質】源にははちみつを使用しました。
フレーバーには、代謝を促す【ビタミンB群】はじめ栄養価のとても高い黒ごまや、シナモンを使用しましたが、チョコレートを少量つけてみたり、青のりやカレー粉をまぶしてみたりアレンジも自由自在。是非、試してみてください。
※注意:はちみつは、1歳未満の乳幼児には与えないようにしてください。
わたしがつくる、わたしのための、おやつ
「間食≠おかし。体に必要な栄養素をとり、余分なものはカット」
不足しがちなたんぱく質や食物繊維を補うもの、エネルギー源になる糖質を使ったすぐに食べられるものなど、その時の自分に必要なものを作ることができ、一方、糖分や塩分、添加物を減らすことができます。
自分で作ってみると今まで食べていたものの砂糖や油の多さにビックリするかもしれません。カロリーダウン、味覚のリセットにも繋がります。
また手作りすることで、自分に何が必要で必要ないかをより具体的に考えるようになる、この行程がとても大切です。じぶんの体は自分が食べたものでできている。自分をいたわり、パフォーマンスをあげるひとくちひとくちを大切にしていきたいですね。
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_