ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回は少量でも満足感が得られるエネルギーグミを手作り!
甘酒とトマトのはちみつグミ
<材料>
- 【材料/甘酒グミ・小16個分】
- 甘酒 大さじ2と1/2
- はちみつ 小さじ1
- 粉ゼラチン 5g
- 【トマトグミ・小16個分】
- トマトジュース 大さじ2
- はちみつ 小さじ1
- レモン汁 小さじ1
- ココナッツオイル 小さじ1/2
- 粉ゼラチン 5g
作り方
- 小さめの鍋にすべての材料を入れ粉ゼラチンが溶けるまで中火にかける。
- 型に流し込む。
- 冷蔵庫で30分以上、固まるまで冷やす。
レシピのポイント
トライアスロンのレースや練習中に食べるエネルギーグミを手作りしました。
材料の軸になるのは栄養のあるドリンク。
今回は、飲む点滴ともいわれ栄養価の高い甘酒と〈抗酸化作用〉のリコピンを含むトマトジュースを選びました。
これに、エネルギー源の〈糖質〉はじめ、〈糖質〉の代謝を助ける〈ビタミンB群〉〈ビタミンC〉やケイレン防止の〈カリウム〉等をしっかり含むはちみつを追加。
またはちみつの糖分は、エネルギーとして代謝がはやく胃腸への負担が軽いブドウ糖と果糖できているので補給食としても最適です。
トマトグミには、吸収のはやい〈中鎖脂肪酸〉のココナッツオイルをエネルギー源としてプラス。
前回もお伝えしましたが、グミは咀嚼するので少量でも満足感が得られる優秀なおやつです。
流し込む型も100円均一で購入できます。
お子様むけにドリンクを100%オレンジジュースに変えたり、甘味料をメープルシロップやアガペシロップに変えたり、糖質量(甘味料)を増やしたり、ゼラチンの量でかたさを調整したりお好きなアレンジで楽しんで下さい。
※注意:はちみつは、1歳未満の乳幼児には与えないようにしてください。
わたしがつくる、わたしのための、おやつ
「間食≠おかし。体に必要な栄養素をとり、余分なものはカット」
不足しがちなたんぱく質や食物繊維を補うもの、エネルギー源になる糖質を使ったすぐに食べられるものなど、その時の自分に必要なものを作ることができ、一方、糖分や塩分、添加物を減らすことができます。
自分で作ってみると今まで食べていたものの砂糖や油の多さにビックリするかもしれません。カロリーダウン、味覚のリセットにも繋がります。
また手作りすることで、自分に何が必要で必要ないかをより具体的に考えるようになる、この行程がとても大切です。じぶんの体は自分が食べたものでできている。自分をいたわり、パフォーマンスをあげるひとくちひとくちを大切にしていきたいですね。
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_