ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回は野菜や果物をちょびっと美味しく格上げする簡単レシピをご紹介。
- 出来上がり量:
- 2 人分
- 合計時間:
- 45 分
材料
りんごとトマトの甜菜糖がけ
りんご 1個
ミニトマト 6個
甜菜含蜜糖 150g
水 100cc
ココア(ノンシュガー) 適量
きな粉(レシピは黒豆入りきな粉を使用) 適量
作り方
- Step 1りんごはよく洗い一口大に切り、ミニトマトはへたを取る。
- Step 2鍋に水と甜菜糖を加え、沸騰後少し煮詰めたら火を止める。
- Step 3ボウルに1と2を加え、30分ほどおいておく。
- Step 43にココアやきな粉をふりかけて完成。
今回はりんごとトマトを使ったおやつです。
『1日1個のりんごで医者いらず』で知られるりんごからは、「ビタミン・ミネラル」「食物繊維」が、トマトからは、強い抗酸化作用を持つ「リコピン」や「食物繊維」など、どれも運動する女性には必要な栄養素が摂取できます。
今回は、りんごとトマトを甜菜糖に浸して、エネルギー源になる「糖質」をプラス。レシピを考える際、りんご飴のようにシロップをかたまらせることも考えましたが、砂糖の取りすぎにつながるので、今回は水分量を多くし絡める程度におさめました。
また甘味料は、サトウキビ原料のものではなく、てんさい(ビート・砂糖大根)が原料の甜菜糖をチョイス。砂糖の製造方法には、材料から絞りとったものをそのまま煮詰めた「含蜜糖」と、絞り取った液を精製してショ糖の結晶だけを取り出した「分蜜糖」があり、今回は前者のミネラル類を含む「含蜜糖」を使用しました。
最後の仕上げには、体を作る一番大切な栄養素「たんぱく質」や「鉄分」を含むきな粉と、「食物繊維」や抗酸化作用の「ポリフェノール」が含まれ、健康や美容に嬉しいノンシュガーのココアをふりかけました。
ココアをまぶす事で苦味が加わり、甘みと苦味のハーモニーが絶妙の一品に仕上がります。
甘味料は、ミネラル類を含む黒糖もオススメです。
仕上げには、苦味のある抹茶もあいますよ。
食べ慣れたりんごもトマトも、この方法で簡単にご褒美度がアップしますよ!
是非作ってみてください。
Text & Photo : Aya Murayama
村山彩ロバスト株式会社 代表、食欲コンサルタント、アスリートフードマイスター、トライアスリート
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_