ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回は旬のさつまいもとりんごをメインに使ったおやつをご紹介。
さつまいもとりんごの甘酒煮
<材料>
- さつまいも 170g
- りんご 中1/2個
- 甘酒(米麹のもの) 150g
- きな粉 お好みで
作り方
- りんごは皮をむき、さつまいもとりんごをお好みの大きさに切る。
- さつまいもは串が通るくらいに茹でるもしくはレンジで温める。
- 鍋にきな粉以外の材料を加え、弱火で約5分煮込む。
- 3をお皿に盛り付け、きな粉をかけて完成。
recipeのポイント
ガソリンの役目を果たすエネルギー源「糖質」は主にさつまいもとりんごから。
糖質ばかり!?・・・と気になる方もいらっしゃるかと思いますが、単に糖質の塊ではなく、不足しがちでヘルシーな食生活には欠かせない「食物繊維」や「ビタミン・ミネラル」をしっかり含むので、食べ過ぎなければ(笑)私たちの味方です。
さつまいもは、加熱しても「ビタミンC」が失われづらい食材。
抗酸化作用の高い「ビタミンE」なども含まれ、運動する女性にぴったりですね!
りんごは、ご存知「1日1個のりんごは医者いらず」ということわざのように、「食物繊維」や「ビタミン類」などが含まれる上、ある程度安価で手に入りやすいのでオススメ。我が家でもりんごは切らさないようにしていますよ。
このレシピのキーになる食材は、甘酒。
「飲む点滴」と言われるように素晴らしい食材です。
体を作る最も大切な栄養素「たんぱく質」や「糖質」の代謝を助ける「ビタミンB群」などが含まれています。それゆえ、疲労回復にも役立つと言われています。
また今回は、アスリートや子供も食べられるように酒粕ではなく、米麹を使用したアルコールの入っていないものを使用しました。
最後の仕上げには「たんぱく質」の強化にきな粉をトッピング。
自宅にあった黒ごま入りきな粉を使用しました。
一気にゴマの栄養素も手軽に取れるのでオススメですが、もちろん普通のきな粉でもOK。
食材数は少なめですが、手軽に美味しくバランスよく栄養を摂ることができる旬のレシピです。
運動後に食べるとじわ〜っと体に染み入る美味しさ!!
是非作ってみてください。
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_