ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回はお茶の葉を活用したクッキーをご紹介。
捨てる前に!お茶の葉と黒ごまのクッキー
<材料>
- 緑茶(一度入れた後のもの) 25〜30g
- 全粒粉 100g
- 卵黄 1個分
- エキストラバージンココナッツオイル 大さじ1と1/2〜大さじ2
- 黒ごま 大さじ2
- はちみつ 大さじ1〜大さじ1と1/2
- 塩 ひとつまみ
作り方
- ごまをすり、ボウルにすべての材料を入れよく混ぜる。
- お好きな大きさに形成する。
- 170度のオーブンで片面15分ずつ焼き色がつくまで焼く 。(計約30分)
recipeのポイント
今回は、家にたくさん余っていた緑茶を使うレシピを考えました。
いただき物やストックが重なり、困った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時は、普通に飲むだけでなく、料理やおやつ作りに使っちゃいましょう。
そのまま使ってももちろん良いですが、出がらしにも栄養価が残っているので、立派な食材になります。リサイクルにも繋がりますね。
栄養価は、抗酸化作用のある「ポリフェノール・カテキン」や「ビタミンC」が含まれ、運動する女性には特にぴったり。
現代生活で不足しがちで、味覚に大切な「亜鉛」も少量ではありますが含まれます。味覚は健康的な食生活を送る為にも大切です。不足しがちで大切といえば「食物繊維」も含まれ、葉ごといただくので効率的に摂り入れられます。
茶葉を食べることは、野菜を摂っている感覚に近いですね。
その他の食材は、少量の甘味料としてはちみつを使用しており、ほのかな甘みと緑茶の渋み(苦味)が食べ過ぎを抑え、ほどよい量で満足できるのもポイントです。
「ビタミン・ミネラル」も含むエネルギー源の全粒粉や、「たんぱく質」源の卵、「抗酸化作用」が黒ごまの力でさらにプラスされ、オイルはバターの代わりに中鎖脂肪酸のココナッツオイルを使用した最高のビューティーおやつ。簡単に出来ますのでぜひ試してみてください。
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_