ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができる。今回は、旬のなすを使ったあべかわもち風の簡単おやつをご紹介。
旬のなすのあべかわ餅風
材料
- なす(大) 2本
- 玄米水飴大さじ2
- レモン汁大さじ1/2
- ごま 適量
- きな粉 適量
作り方
01.なすは皮を剥き、2センチ程度の輪切りにする
02.1を蒸し器に入れ、中火で約12分蒸す
03.フライパンに2と水飴を加え中火で熱し、水飴が全体に絡んだらレモン汁をサッと加え、火を止める
04. 粗熱がとれた3に、ごまときな粉をまぶし完成
recipeのポイント
今回は旬のなすを使ったおやつです。
なすの栄養素は抗酸化作用のある「ポリフェノール」や、
(皮に多く含まれるので皮を剥かずに使ったり、皮を細かく切り一緒にいただいたり、剥いたあとは捨てずにスープや味噌汁に入れ利用することをおすすめします)
「ナトリウム」の排出を促すむくみ予防の「カリウム」や、水溶性のビタミン「葉酸」などが含まれます。
栄養素のフォローとして、ガソリンの役目を果たす「糖質」源の甘味料は、砂糖を使わず玄米水飴を取り入れました。
玄米水飴は、玄米を大麦麦芽でゆっくりと自然糖化させた日本古来の伝統製法で作られ、体内の吸収が穏やかに行われます。
用意がない場合は、蜂蜜やメープルシロップなどでもOK!
最も大切な栄養素で、筋肉の材料でもある「タンパク質」はきな粉から。
残る三大栄養素の一つ、これまた大切なエネルギー源「脂質」はごまから。
もちろん「脂質」以外にも「タンパク質」や「ビタミン・ミネラル」「食物繊維」が含まれます。
レモン汁はさっぱりした味が好みなので入れましたがお好みで!
簡単にできるのでぜひ作ってみてください。
※「安倍川もち」
本来はきな粉をまぶしたものでしたが、後に餡のものも作られるようになったそうです。
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_