ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回は、旬のとうもろこしをたっぷり使ったおやつをご紹介。
旬のとうもろこしと人参の米粉蒸しパン
<材料>
- 米粉 80g
- とうもろこし 70g
- 人参(小) 1/2本
- 卵1個
- 豆乳50cc
- ギー(グラスフェッド) 10g
- メープルシロップ大さじ1と1/2
- ベーキングパウダー小さじ1
作り方
01.とうもろこしは包丁で実をそぎ、人参は皮をむきすりおろす
02.ボウルに全ての材料を加えよく混ぜ、容器に流し込む
03.蒸し器に2を入れ、中火で約10分蒸して完成
recipeのポイント
旬のとうもろこしをたっぷり使ったレシピです。
とうもろこしは栄養価が高く、エネルギー源になる「糖質」をはじめ、糖質などを代謝する「ビタミンB群」、不要なものを排泄する役目のある「食物繊維」など様々な栄養素を含んでいます。シャキシャキとした食感も最高ですね。
人参はご存知「βカロテン」が豊富です。
「βカロテン」は体内で「ビタミンA」に変化し、新陳代謝に欠かせない栄養素。
「糖質」源の粉物はグルテンフリーの米粉を使用しました。
グルテンが気にならない方は小麦粉でも代替可能です。
(ベーキングパウダーはグルテン・アルミニウムフリーなものを使用)
その他、体を作る最も大切な栄養素「たんぱく質」は卵や少量の豆乳からフォロー。
バターの代わりには注目のオイル「GHEE(ギー)」をプラスしました。
ギーは、バター(牛やヤギのミルク)から、水分やたんぱく質などを除き、純粋な油分にしたもので、長期保存が可能と言われています。
食用だけではなく、治癒・美容などにも使用されるそう。
何より日本人に多いと言われる、乳糖不耐性の方にも使用できる点が嬉しいです。
問題ない方はもちろんバターでもOK。ココナッツオイルでも美味しくできますよ。
簡単にできるので是非作ってみてください。
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_