ヘルシーな食のヒントを発信する、Fit Foodies、村山 彩さんによる連載。ヘルシーな食材のおやつ(間食)は足りない栄養素をカバーし、お腹がぺこぺこの状態を作らないことで、ドカ食いや血糖値の急上昇も防ぐことができます。今回は、満足感たっぷり沖縄おやつをご紹介。
簡単! 自家製ジーマミー豆腐
<材料>
- アーモンドペースト(砂糖・食塩不使用)40g
- 本葛粉20g
- 豆乳100cc
- 水100cc
- 醤油・わさび適量
作り方
01.小さめの鍋に豆乳以外の材料を加え、弱火で火にかけ、泡立て器で粘り気が出るまでよく混ぜる
02.①に粘り気が出たら豆乳を加え、さっと混ぜ合わせ火を止める
03.型に流し込み、冷蔵庫に一晩置き完成
(お好みの大きさに切理、わさびや醤油を少したらしお召し上がりください)
recipeのポイント
先日沖縄で食べたジーマミー豆腐の味が忘れられず作りました。
主原料である今回使用したアーモンドペーストは、砂糖や塩を不使用で、材料がアーモンドのみ。
アーモンドの栄養価は、なんとっても抗酸化作用の強い「ビタミンE」ですね。
他の種実類と比べても抜群の含有量です。
また、アーモンドの成分の半分くらいは、エネルギー源にもなる「脂質」。
脂質=太る・悪と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、アーモンドの脂質の多くは不飽和脂肪酸で、生活習慣病予防にも役立つと言われる良質な油です。
(摂りすぎにはもちろん注意ですが……)
「脂質」の代謝をサポートする「ビタミンB2」も含まれます。
その他、不足しがちで重要なミネラル「カルシウム」「マグネシウム」や、「食物繊維」、体を作る基礎となる「たんぱく質」など運動する女性に嬉しい栄養素の宝庫です。「たんぱく質」に関しては豆乳を加えることでさらにフォローしました。
もう一つの材料「葛」は、葛の根から取り出したでんぷんで、風邪のひきはじめに飲まれる「葛根湯」が有名ですね。ポリフェノールの一種「イソフラボン」などが含まれ、なんと言ってもとろみがつくので食べ応えがあり、満足度が高まります。おやつにぴったりですね。
少しの材料で簡単に作れますので、ぜひトライしてみてください!
Text & Photo : Aya Murayama
体を壊したことをきっかけに健康管理に目覚め、野菜ソムリエとアスリートフードマイスターの資格を取得し、知人に誘われたトライアスロンも始める。体の基となる食に向き合いながらトレーニングをし、3年目にトライアスロンの大会で優勝を果たす。「食と運動」でゼロから心身を立て直した知識と経験を活かし、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。著書『あなたは半年前に食べたものでできている』(9万部を突破。韓国・中国・台湾・ベトナム・ドイツにて翻訳)、『やせる冷蔵庫』(台湾にて翻訳)ほか。新刊『まずはこの17食材を。「いつもの食事」で健康になれる』が発売中。2012 館山トライアスロン総合優勝。2012 IRONMAN 70.3 WORLD CHAMPIONSHIP出場。2014 IRONMAN70.3台湾 年代別優勝。出産後、健康を心の面からもサポートしたいと大学で心理学を勉強中。 ウェブサイト: ayamurayama.jp インスタグラム:@aya_murayama_