「あれ?顔のヒゲが濃くなってない?」
洗顔後やメイク前に自分の顔を鏡で見たとき、なんとなくヒゲが濃くなったと感じる女性が急増しているよう。そのヒゲは、今の生活習慣を見直すサイン。真剣に身体の出すシグナルに向き合わないと、大きく健康を損なってしまう危険性も。知らないうちにヒゲ女への道を歩んでいるかもしれない、その原因をまずはチェック。
【INDEX】
女性のヒゲが濃くなる3つの原因とは?
1.ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが崩れて男性ホルモンが優位になると、身体が男性に近づこうとヒゲが生えたり、体毛が濃くなる原因に。
2.心身のストレス
不規則な生活や偏食による栄養の偏りをはじめ、睡眠不足や仕事、人間関係の悩みなど心と身体にストレスが溜まると免疫力が低下。その結果、女性ホルモンが減少してヒゲが濃くなることに。
3.仕事のし過ぎ
女性の社会的地位が向上して仕事に対する意欲が高まると、交感神経が優位になり、男性ホルモンの分泌が活発化することも。ヒゲや体毛に影響を与え、女性らしさを保てなくなる。
つまり女性のヒゲが濃くなる最大の原因は、女性ホルモンの低下。美と健康に重要な女性ホルモンを維持できないと心と身体に支障をきたしてしまうため、何としてでも低下を避けたいところ。では具体的な解決策とは?
脱ヒゲ女! 女性ホルモンを効果的に増やす方法とは?
■女性ホルモンを増やす栄養素を積極的に摂取
女性ホルモンをつくるのに欠かせないたんぱく質や鉄のほか、女性ホルモンと同じような働きがあるといわれているイソフラボンを積極的に摂ること。その他にもホルモンバランスを整えるビタミンEやカルシウム、ビタミンB6を毎日の食卓で意識してみると◎。
〈イソフラボンを含む食材〉
・豆乳
・豆腐
・納豆
〈ビタミンEを含む食材〉
・アーモンド
・くるみ
・ひまわり油
〈カルシウムを含む食材〉
・卵
・チーズ
・ごま
・しらす干し
〈ビタミンB6を含む食材〉
・鶏ひき肉
・とうがらし
・にんにく
仕事で忙しいからと加工食品ばかりを食べるのはNG。できるだけ手料理を心掛けることが大切!
■毎日続けられる運動で女性ホルモンUP
冷え性に悩まされている人は女性ホルモンを分泌する卵巣の働きが弱くなっている可能性大。また、「足を組む」「重心を片足にかける」といったクセも骨盤を歪ませて女性ホルモンの分泌を滞らせる原因の1つ。ウォーキングやストレッチ、ツボ押しなど毎日続けられる簡単な運動を取り入れて元気な身体をキープ。
■良質な睡眠でホルモンバランスを整える
質の悪い睡眠は女性ホルモンの分泌を妨げるため、寝る直前までパソコンやスマホを見ている人は最低でも就寝1時間前から控えること。素材の良い寝具を意識してみたり、アロマや音楽、ハーブティーなどリラックスできる空間を演出すると眠りの質もアップ。ゆっくり深呼吸すると副交感神経が優位に働き、気分が安定して眠りやすくなるので、寝付きが悪いときにオススメ。
ヒゲ対策のコスメにも注目!
ヒゲを抑毛しながら美肌ケア
女性ホルモンに似た働きがあると言われているエクオールなどの成分を配合することで、毛乳頭や周辺の細胞に働きかけて毛を薄くし、成長スピードを抑制。美容成分配合で毛穴も引き締まり、透明感のある素肌に。低刺激処方で肌にやさしいクリーム美容液。
即効性重視! 生えてしまったヒゲには
顔用トリマーは角度調節が可能で、細かい部分まで簡単にキレイに仕上げられる電動シェーバー。刃が肌に直接触れないので、安心。防水仕様のためバスルームでも使える。ヘッドを付け替えれば、ボディにも使用可能。
自宅で本格セルフ脱毛をするなら
エステで主流となっている高速連射フラッシュと、ヤーマン社が独自開発したインテリジェントローラーを搭載した家庭用光美容器。肌の上をサッとすべらせるだけで、スピーディーなムダ毛ケアができる。
ヒゲ女脱出のカギは毎日の生活習慣を見直しによる女性ホルモンの底上げ。原因をしっかり把握してヒゲのないツルツル美肌を目指して!
Text:Izumi Ogawa