ただSNSを閉じられただけでも賞賛に値するが、SNSを使ったことで生まれる心への負担をなくすためにも、そこから離れる自分の肯定が大事、とベイトマン博士。
SNS利用とメンタルヘルスの悪化が結びつけられている以上、自分を幸せにできるように使うことを心がけましょう。例えば自分の良いところを三つ見つけるとか、今まで話したことのない人と会話してみるとか、誰かをほめる、親切をする、大事な人に感謝の気持ちを伝えるメッセージを送信する、バスで席を譲る、というように。ゲーム感覚でSNSが消耗する「幸せ値」を回復し、精神のバランスを取りやすくするのです」
SNS離脱の効果を期待できそうな研究結果が、ピッツバーグ大学健康科学部によっても発表されている。一週間を通して頻繁にSNSをチェックしている人は、使用頻度の低い人に比べて2.6倍ボディイメージ関連の悩みを抱えているそうだ。容姿に自信がない女性が多いのも頷けるかもしれない。
6. 他に楽しみを見つける
心を守りながらSNSを使うなら、まず画面を離れること。もちろん、21世紀に生きる私たちの生活には、SNSは欠かせないものなので、いつもより少し間隔を空けて利用するということだ。
なにしろ、画面を離れていても広い世界が待っているのだから。
「今までSNSで埋めていた時間を他のことに充てられるよう、とにかく脳を再訓練することになると思ってください。脳がスマホを見たがったとき、代わりにできることをいくつか考えておきましょう。ネット上だけではなく、直接会ったり、電話したりできる人を探してもよし。読書や趣味の追及など、リラックスできることをしてもよし。ただのんびりするだけでも大丈夫です」
ロケド博士は、よく使うスマホアプリを削除するのも勧めている。「開こうと思うたびにアプリをダウンロードする必要が出てくると、それに時間と手間がかかるので、SNSの利用時間を減らすことになるでしょう」とのこと。さすがだ。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。