【疲労回復】寝ても取れない、しつこい疲れ。専門家が指摘、「もしかして脳疲労が原因」!?

24 October 2018

【疲労回復】寝ても取れない、しつこい疲れ。専門家が指摘、「もしかして脳疲労が原因」!?

デジタル技術が進化し、コミュニケーションの速度がひと昔前と比べものにならないほど速くなった昨今。仕事や人間関係でも、レスポンスや結果をより早く求められるようになり、それに伴って私たちの疲労も質や量が変化してきているよう。仕事を目いっぱいして帰宅してベッドに滑り込むも、寝付けなかったり熟睡できなかったり……。翌朝もなんだか疲れを引きずったまま起きて、仕事に向かう。この疲労の正体とケアについて、日本初の疲労回復専用ジム「ZERO GYM(ゼロジム)」を立ち上げた、松尾伊津香さんに話を聞いた。

一日のハードワークが終わり、夜にようやくベッドへ。体も気持ちもヘトヘトに疲れているのに、なんだか頭が冴えてしまってなかなか寝付けない。そして翌朝疲れがとれず、再びハードワークへ……。こんな日々を過ごしていないだろうか?


連日のパソコンやスマートフォンの作業。長時間、交感神経が優位な状態が疲労を促進

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本来、十分な睡眠を取れば、体や気持ちの疲れはリセットされ、翌朝に気持ちよく目覚められるはず。でも、現代人は「疲れたら、寝る」だけではリセットに不十分だと言うのは、『超疲労回復』 (クロスメディア・パブリッシング)の著者であり、プロボディデザイナーの松尾伊津香さんだ。松尾さんは昨年、日本初の疲労回復専用ジム「ZERO GYM(ゼロジム)」を東京・千駄ヶ谷に立ち上げ、ハードワーカーたちの間で話題を集めている。

「睡眠は疲労回復には重要です。一日の仕事が終わった後の私たちの体の状態は、疲労物質が溜まっています。その原因となっているのが、“活性酸素”です。オーバーワークやストレスがたまると体はそれを対処しようとして、身体のさまざまな部位に指令を出します。

このとき同時に、活性酸素が発生します。これらが脳に蓄積すると、酸化ストレスになり、“脳疲労”となって現れてしまうわけです」と松尾さんは言う。

また、この脳疲労の原因となる活性酸素を発生させるトリガーとなるのが、「自律神経」だ。自律神経は、日中の活動を優位にさせる「交感神経」と夜の安静を優位にする「副交感神経」の二つが存在し、これらの神経がバランスをとることで、私たちの体調は保たれている。

「昔は日中に活動的に働き、夜は明かりを消して体も脳も休息するという、人間本来のバイオリズムに合った生活を送ってきました。ところが現代は夜昼関係なく、常に脳が働いている状態が続いています。

理由は、スマートフォンやパソコンの出現です。スマートフォンをどんなときも手放さず、寝る直前までSNSをチェックしていたり。仕事ではパソコンの画面をずっと見て、首や肩が凝り固まるような姿勢を終始とっています。これらは交感神経の働きを高めてしまうものばかりです。

本来人間は、夜眠りに就くときには副交感神経が優位になります。ところが、昼間だけではなく夜も交感神経が優位でいるために、脳が休まらず、深い睡眠が得られない状態が続いてしまうのです。それによって、脳疲労の悪循環が生まれてしまうわけです」と、松尾さん。


「脳疲労」をケアする、コンディショニングの時間をつくることが必要

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そうは言っても、仕事でパソコンに向かわないわけにはいかないし、スマートフォンも手放せない、そんな人も多いはず。

「そのままでは、交感神経が優位な状態はリセットできません。交感神経優位から副交感神経優位に変える“コンディショニングの時間”を確保することが大事なのです。

ここ数年、海外だけではなく日本でもビジネスパーソンの間で、マインドフルネスが人気を集めています。頭を空っぽにする瞑想や、今ここに意識を向けるマインドフルネスは、脳疲労にも効果的なエビデンスが数多く上がってきています。

ですが、トライしてもなかなか瞑想状態に入れないという方も少なくありません。これは脳疲労が蓄積している人ほど感じる方が多いように思います。スムーズに深い瞑想に入るためには“ほぐす、流す”という、瞑想への“準備”が必要なのです」

  

次回は松尾さんが、科学的なデータとともに作り出した、疲労回復プログラムの4つの流れを簡単にご紹介。お楽しみに!

 

■お話を伺ったのは……
松尾伊津香(まつお・いつか)さん
 

プログラムディレクター松尾 伊津香:写真

プロボディデザイナー。ZERO GYM(ゼロジム)プログラムディレクター。全米ヨガアライアンスRYT200時間取得。日本ヨーガ瞑想協会登録講師。アナトミック骨盤ヨガ指導講師。ミスター&ミセス・モデルジャパン2016 日本大会 ミス・モデルジャパン ガールズ部門第3位。大学で心理学や精神医学を学ぶ一方で、ヨガ哲学やメディテーションに出合い、アメリカ留学を経てヨガインストラクターに。その後は女性専用ダイエット専門ジム、シェイプスインターナショナル(現リボーンマイセルフ)の六本木本店店長兼スーパーバイザーに就任。現在は疲労回復専用ジムZERO GYM(ゼロジム)のプログラムディレクターを務める。著書に『一生太らない魔法の食欲鎮静術~食事瞑想のススメ~』、『超「姿勢」力』、『超疲労回復』(全てクロスメディア・パブリッシング)がある。

 

ZERO GYM(ゼロジム)
多忙な現代人の体とメンタルを総合的に捉えた、ビジネスパーソンのためのオンリーワンのジム。「疲労回復」をテーマに掲げ、疲れた頭と体をリセットする斬新なプログラムが注目を集め、人気を博している。そのメソッドは独自に開発されたもので、ヨガや呼吸、マインドフルネスなど、さまざまな種類のストレスにさらされている現代人に必要なエッセンスが凝縮されている。完全男女別のクラスで、それぞれに特化した内容なのもうれしい。次第に体と心が開放され、整った心身でその人の最大のパフォーマンスができるようになると評判。ビジネスパーソンのみならず、マスコミやビューティ&ヘルス関係者、著名人なども通う、今、最もホットなジム。

住所/東京都渋谷区千駄ヶ谷 4-20-3 東栄神宮外苑ビル 8F
営業時間/14:00~23:00(月~金曜)、9:00~18:00(土、日曜・祝日) 不定休
tel.03-6721-0233
https://zerogym.jp

Photo:Getty Images Text:Manabi Ito

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