これは、他の制限を必要とするような食事法、例えば16:8ダイエット(1日16時間断食をして、残りの8時間は好きなものを食べる)と違い、長時間食事をしないわけではない。研究者は、ネズミの実験で、1日の摂取カロリーを半分に減らし、その後3日間は通常の摂取量の10パーセントに抑えるようにしたそう。この間は「ファスティング」期間とされ、これを繰り返し行うと、消化関連の効果が見られたとか。
この実験では、別のネズミのグループは、48時間水しか与えられない食事法を実施。しかし、実験終了後には腸の健康はなんの変化も見られなかったそう。つまり、たとえ少量だとしても、栄養素には大きな意味があるということ。
ロンゴ医師は、「今までの100年のカロリー制限の研究の中で、(食事を制限した後に)栄養を再度摂ることの重要性にだれも気づかなかったのは驚くべきことです」と、この発見について述べた。「食事制限は、ビルを取り壊すときの解体作業のようなものです。でも、その後もう一度立て直さなくてはいけないのです。それをしないままでは、効果はありません。ただ空っぽになるだけで、それではなにも得られてはいないからです」
もし慢性的な症状に悩まされているのなら、食事で摂取している食べ物を見直すことはもちろん、摂取するタイミングも見直してみて。
※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。