世界各国からセレブやモデル、ファッショニスタが集結するニューヨークコレクションの会場から、この秋取り入れたいスポーティーモードな着こなしをご紹介。個性的なスタイルもかっこよく着こなす彼女たちの装いをぜひ参考にして。
サイクリングパンツ
キム・カーダシアンやケンダル・ジェナーが着用し、話題となったサイクリングパンツ。丈が短く、タイトなシルエットのサイクリングパンツはスポーティーな印象が強い。だからこそ、合わせるトップスや小物はレディーライクなアイテムをチョイスして。
コレクション会場でキャッチした右の彼女は、トレンドのチェック柄ジャケットにサイクリングパンツをオン。ウエストを絞った女性らしいシルエットに、パンツでヘルシーさを効かせたスタイルを披露。スモールバッグとハイヒールを合わせれば、コレクション会場でもひときわ目立つスポーティーモードなコーデの完成。
おしゃれな私服が毎度話題になるベラ・ハディッド。難しいサイクリングパンツの着こなしも、ベラの手にかかれば今すぐまねしたいクールなスタイルに。オールブラックの上下にレザージャケットを羽織っただけのイージーさが魅力。ショート丈のサイクリングパンツで程よく肌見せすれば、重たい印象になりがちなブラックコーデも軽やかに仕上がる。
リラックスムードが漂うサイクリングパンツのコーディネートも要チェック。ビッグサイズのセーターからちらっと見えるパンツは、見慣れたアイテムも途端に今っぽい印象に変えてくれる。カジュアルなコーデにも上質なバッグを合わせることで、こなれ感を演出するのがファッショニスタならではのテクニック。
ショート丈パーカー
この秋冬、「プーマ」や「ナイキ」でもホットなアイテムとして見かけるショート丈パーカー。ハイウエストのボトムスやインに着るトップスの組み合わせ次第で、あらゆるシーンに活用できる。普段着にもワークアウトシーンにもアレンジ無限大なパーカーは、ゲットしたいトレンドウエアのひとつ。
ショーの前にジジ・ハディッドと一緒にいるところをキャッチしたモデルのジョーン・スモールズのコーデに注目。レザーのボトムスと合わせたショート丈パーカーで、’90sストリートスタイルを今年風にアップデート。アンダーバストにあしらわれたロゴが全体を引き締めるアクセントに。
ハイウエストのベルボトムに、ロック調なロゴが目を引くショート丈パーカーを合わせたスタイル。野暮ったくなりがちなパーカーとパンツの着こなしも、シルエットにこだわればたちまちトレンドルックが完成。今季ヒット中のカラーチェックのボトムスを取り入れて、ベーシックの中にもトレンドを詰め込んだ最新おしゃれをアピール。
スポーティーなセットアップ&オーバーオール
アノラックやジャージなど、スポーティーなアイテムをモードに着こなすのが流行中。そんな中セレブやモデルたちの間で人気のスタイルが、スポーティー素材やデザインを上下で合わせたセットアップ。かなり難易度高めだけれど、カラーやシルエットのポイントさえ押さえればすぐにトライできそう。
今年のニューヨークコレクションでも各ブランドからひっぱりだこのジジ・ハディッド。この日は、上下ピンクのジャージに身を包んだジジをキャッチ。ただのパジャマに見えないように、体にフィットしたタイトなシルエットを選んで。清潔感のあるホワイトスニーカーで、見事なモード系ジャージスタイル。
こちらも全身ピンクのオーバーオールを着こなしたジジの私服。シャイニー素材でお目立ち度100%! 子どもっぽくなりがちなオーバーオールは、胸元の抜け感を演出&ウエストマークを意識して。スモールバッグをプラスしてレディ―な要素を散りばめるのが、ジジ流スポーティーモード。
セットアップは明るいカラーでまとめるのがファッショニスタの鉄則。トレンドアイテムのひとつ、アノラックで差をつけるならディテールのデザインで勝負。肩にあしらわれたボタンでおしゃれ度が格段アップ。足元はサンダルをセレクトして、軽やかさをオン。
メタリック素材でインパクト大なオーバーオールコーデ。単調なオーバーオールをかっこよく仕上げるコツは、素材や小物もトレンドを詰め込むこと。多くのメゾンブランドからも登場して復活を遂げ、大人気のウエストポーチにも輝くシャイニー素材を取り入れて。
Photo: Gettyimages
スポーツファッション・サステナブルの記事を担当。山梨県の富士河口湖町へ移住し、オンラインを駆使して取材活動を行う。フェミニズムや環境問題などの時事ネタやニュース、人を掘るのが得意。 2020年までウィメンズヘルス編集部に在籍。