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毎日の洗顔、正しくできてる? スキンケアのステップの中で最も簡単そうに見えるのに、世界中の女性が間違って行っているのが洗顔。美容専門用語だらけの小さな文字で書かれた使用方法による混乱か、はたまた時間がないのか。いずれにせよ皮膚を痛めつけるのは止めて、20~30代の女性に適した洗顔スキルを身に付けよう。

朝のスキンケアを正しく行えば、一日を通して行う残りのスキンケアを無駄にしてしまうリスクも減る。

正しい洗顔料を選ぶ

間違った洗顔料は肌のpH値を完全に狂わせてしまうので、自分の肌タイプに合ったものを選ぶのが不可欠。

オイリー肌や混合肌にはジェルベースの洗顔料を使おう。サリチル酸などの成分が、繊細な皮膚の層を傷つけることなく油脂や汚れに付着した角質を取り除いてくれる。

乾燥肌なら泡タイプの洗顔は避けて。大量の小さな泡を作り出す成分が肌本来の油分を分解してしまう。クリーム、ミルク、オイルタイプの方が肌本来の疎水性脂質バリアに優しい。

正しい方法で洗う

エクササイズプランと同様に、万人に当てはまる洗顔方法はない。洗顔料が違えば使用方法も異なるので、正しい洗い方を知ることが大切。

ジェルや泡タイプの洗顔料は濡れた顔に使い、配合成分に効果を発揮させるために最低1分は洗い流さず肌に乗せておくこと。

クリームやオイルを使っているなら、まずは完全に乾いた肌に数分間塗り込んで皮脂や汚れを分解し、その後指先で少量の水を加えて乳化させる。

洗面タオルは使わない

一般的な洗面タオルは肌を傷つけるだけでなく、細菌の温床となる。どうしても使いたいなら、肌に優しい綿素材のものを。でも、使うたびに洗濯するのを忘れずに。

水温を下げる

熱いお湯は肌の大敵。本来の油分を剥ぎ取り肌を極度に乾燥させ、血管と毛細血管が拡張させるので赤みも出る。さらに、肌のバランスを崩し過剰な皮脂の分泌を促進してしまう。

体の中で最も温度に敏感な手首内側の皮膚で水温をチェックしよう。ぬるいくらいがちょうどいい。

シャワーで顔を洗わない

時間を節約したい気持ちは分かるけど、シャワーを浴びながらの洗顔がオススメできない理由には2つある。

A) 大抵の場合シャワーのお湯は顔には熱すぎるので、肌本来の油分を失ってしまう危険性がある。

B) 髪を洗った時の残骸物が顔に付着し、毛穴を詰まらせる可能性がある。

拭き取り洗顔後は洗い流す

キャンプやランニング中に皮膚表面の汚れを取り除くには拭き取り洗顔が便利。でも、汚れを取り除く代わりに顔全体に塗りたくってしまうのがオチなので、しっかりした洗顔の代わりにはならない。どうしても使いたいなら、拭き取り後は顔を水で洗うようにしよう。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Natalie Lukaitis Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images