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メイクをしてワークアウトした場合、肌への負担はどのくらい?

今回、イギリスの診療所「ロンドン・ドクターズ・クリニック」で医長を務めるプリーシ・ダニエル医学博士がイギリス版ウィメンズヘルスにワークアウト中のメイク事情について教えてくれた。

運動するときは、メイクをしたままでもいいの?

まず、汗をかくということを忘れないで。体が汗をかくのは、不必要に上がった体温を下げるためであり、同時に、体内にある不純物の排出を助ける役割もある。

でも、メイクで肌を覆ってしまっている状態では、不純物が外へ排出することができない。「汗や皮脂が毛穴を詰まらせるので、ニキビの原因となるプロピオニバクテリウム・アクネス(アクネ菌)などの細菌を、過剰に繁殖させてしまうのです」と、プリーシ医学博士。

「さらに悪いのは、汗口(汗が排出される出口)が開くと、肌の表面に付着しているメイクや汚染物質の粒子が毛穴に詰まりやすくなり、これまたニキビを誘発します」

「また、メイクをしていると、皮膚が呼吸できなくなるので、痒みを伴う小さなブツブツが現れ、汗疹(あせも)を引き起こしてしまいます」

「体の熱を取り除き、不純物がきちんと外に排出されるためには、汗の水分をしっかり蒸発されなければなりません。メイクで肌をカバーすることによって汗の蒸発を妨げてしまうと、ブツブツができるリスクは高くなります」

スキンケアに関する専門家のアドバイス

ジムに行く前には、メイクを落とすこと。
「ワークアウトを終えた後は、シャワーを浴びるか洗顔をして、汚れや汗をしっかりと取り除くことが大切です」

ハードコアの運動を頑張ったあとにニキビができてしまった場合は、いつものクレンザーで洗顔をした後、浄化作用に優れたフェイスマスクと、毛穴奥の汚れを溶かしてくれるサリチル酸をスキンケアに取り入れるといいそう。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Jenny L. Cook Translation: Yukie Kawabata Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。