Shoulder, Room, Muscle, Abdomen, pinterest

体重を減らしたい人にとって、食事制限とエクササイズが両方とも同じくらい重要なのは明らか。でも、リバウンドしないダイエットのカギは、エクササイズにあるみたい。この内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

肥満専門誌『Obesity』に掲載された新たな研究結果は、ダイエット後のリバウンド防止には、食制限よりも運動の方が効果的である可能性を示している。

この研究では、減らした体重を維持している人(13.6kg以上の体重を減らしてから1年以上たってもリバウンドしていない人)のデータが、2つのコントロールグループ(体重が正常な人と、体重過多または肥満の人)のデータと比較された。

研究チームは、被験者一人ひとりのエネルギー消費量および摂取量、さらには安静時代謝率を測定。この目的は、1日の総エネルギー消費量のうち、安静時または運動中に消費されているエネルギー量を知ることにあった。

結果、3つの要点が明らかになった。

1. 減らした体重を維持している人は、体重が正常な人に比べて、摂取して消費するエネルギーが300kcalほど多かった。しかし、この数字は、太りすぎの被験者の数字と類似している。
2. 減らした体重を維持している人は、他のグループの被験者よりも、運動で燃やすカロリーが圧倒的に(平均180kcal)多かった。
3. 減らした体重を維持している人は、1日の平均歩数も、体重が正常な人(9,000歩)と太りすぎの人(6,500歩)に比べて著しく多かった(12,000歩)。

この研究に貢献したヴィクトリア・A・カテナッチ博士は、「私たちの研究結果を見ると、減らした体重を維持している被験者が、体重過多や肥満の被験者と同じだけのカロリーを摂取しながらも、高強度の運動によって余分なカロリーを相殺して、リバウンドを防いでいることが分かります」と説明している。


※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

Headshot of Nana Fukasawa
Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。