コーニオス博士によれば、ダイエットのきっかけとなるひらめきの瞬間には二種類ある。一つ目は、例えば電車に乗り遅れまいと走ったら想像以上に息が切れたなど、自分の健康状態が思った以上に悪いと認識したとき。二つ目は、毎晩冷蔵庫を漁ってしまう理由がやっと分かったなど、頭を悩ませている問題に対する解決策が明らかになったとき。このような状況では、たいてい人は嫌な思いをするのを避けようとするものだけれど、ひらめきの瞬間が訪れると、長期的な健康を手に入れるには多少の痛みが伴うことを自覚する。
さあ、ひらめく準備はできた? エキスパートの助けを借りて、ここにシンプルな方程式を用意してみた。“あなたの理由+機嫌の良さ+充分な睡眠-注意の散漫=ひらめき!”
あなたの理由
医者に「ダイエットしなさい」と言われることはあるけれど、そうしたいという強い願望が自分の中になければ体重計の数字は減らない。だから、なぜダイエットが大切なのかを自分の心に問うことが大切。子供たちと遊べるくらい健康になるため? 実はアスリートな自分を再び呼び起こすため? 理由が多ければ多いほど、具体的であればあるほどモチベーションを長く維持できる。例えば 「自分の体をコントロールできるようになりたい」など“自分の理由”を特定したら、ポストイットに書き留めて、目につくところに貼っておく。こうしておけば、自分のゴールを再確認しやすい。