筋グリコーゲンは、コース中盤で補充するだけでなく、走り出すかなり前から増やしておき、走り終わった後も補給し続ける必要がある。実際は、食事のたびに糖質を摂取するべき。
キンバーによると、「60分以上走る場合は、糖質(1時間ごとに45~60グラム)を補給した方がいい」そう。「60分未満なら、水だけで十分です」
走行中の燃料補給には、やっぱり小袋入りのエナジージェルが便利。
エナジージェルの代替品
エナジージェルを切らした場合は、以下のオプションを試してみよう。どれも消化されやすく、GI値が高く(=素早くエネルギーになる)、1食分に45~60グラムの糖質が含まれている。
● 甘いゼリー4~5個とバナナ1本
● フルーツジュース500ml、またはアイソトニックスポーツ飲料800ml
● 甘いゼリー10個
● ドライデーツ3個
● バナナ2本
● シリアルバー3本(25g)
「15分おきに100~200ミリリットルの水分も補給するようにしましょう。普通の水でもエナジードリンクでも構いません」とキンバー。でも、「エナジードリンクを飲むのなら、他の食べ物は必要ないかもしれませんね」
これまでの研究結果を見る限り、エナジージェルのパフォーマンスは、他のオプションに勝らずとも劣らない。最後は自分の好みで好きなオプションを選べばいいけれど、キンバーいわくマラソンには、甘いゼリー2個(15分おき)かエナジードリンク300~600ミリリットル(1時間おき)がベスト。
正直言って、ゼリーで自己ベストが出せるのなら、エナジージェルは要らないよね。