涙が出る、気持ちが沸き立つ。もう不必要な感情を手放せるヨガの「知られざる実力」

24 November 2018

涙が出る、気持ちが沸き立つ。もう不必要な感情を手放せるヨガの「知られざる実力」

薄暗い光と心安らぐ音楽の中で、ヨガのポーズを完璧に決めていると、なぜか突然、感情があふれてくる。ヨガインストラクターでレイキマスターのステファニー・ジョンソンいわく、「ヨガで筋肉の緊張が解放されると感情も解き放たれるのは、非常によくあること」なんだそう。実はヨガはポーズによっては感情を呼び覚ますものがあるという。アメリカ版ウィメンズへルスが、ヨガの知られざるもう一つの側面を取材!

「忙しい日常生活の中では、自分の感情と触れ合う時間が見つけにくい。でも、ヨガ教室の静かな空間の中では、自分の内面にしっかり集中できる」と、ステファニーは言う。


気持ちと体をリリースする。ヨガが感情にもたらす影響

西洋科学の分析によると、ヨガをすると感情やトラウマをリリースすると同時に体の緊張を開放する“ソマト・エモーショナル・リリース(体性感情解)” が得られるという。オーストラリア大学の論文レビューではヨガやストレッチ、マッサージといったボディーワークは中枢神経系を活発にし、それが不随意の動きや涙が出てくるなど行動を引き起こすと説明している。

認定ストレングス&コンディショニングスペシャリストでパーソナルトレーナーのハンナ・デイヴィスによれば、「筋膜組織(筋肉を取り囲む結合組織)が目・耳・皮膚と同じ感覚器官であることも、運動科学者によって証明されつつある」と言う。事実、筋膜組織には感覚神経が備わっている。つまり、“感情は筋肉にも蓄積されうる”ということ。


心の深い部分を揺さぶるヨガのポーズ。さまざまな感情があふれることも!

ヨガポーズの中には、他のワークアウトと比べて涙を誘いやすいものもある。でも、ヨガの途中でどこからともなくあふれてくるのは、悲しい感情だけではない。

ジョンソンの話では、「例えばバックベンドのポーズは胸にあるハートチャクラを開かせる。また、コブラのポーズや橋のポーズは恐れや怒り、悲しみ、さらには強烈な喜びといった感情まで呼び起こすことがある」そう。
戦士のポーズ1&2は、自分自身の力強さが感じられる一方、インバージョン(逆さまになるポーズ)では頭への血流が増えるため、高揚感が得られるという。

セレブ専属ヨガインストラクターのマンディ・イングバーによれば、「人は普段から腰に大きな負荷がかかっているので腰周辺をストレッチすると、かなり強い感情が解き放たれることもある」のだとか。はとのポーズやハッピーベイビーのポーズは、長い間ため込んでいた感情があふれ出す可能性もあるのだとか。


感情があふれてきたら? もう必要のない気持ちや記憶を手放そう

突然感情があふれてきたら身体的な感覚と同じように、それがどんな感情なのか探ってみよう。「その瞬間を受け入れて。パワフルで癒やしに役立つことだから、気にしなくて良い」 とジョンソンは言う。ヨガに取り組む人はみんな、心と体のバランスを見つけるためにしているのだから、人にどう思われるかは心配しないでもOK。

気まずいことをしてしまったと悩む代わりに、自分自身を知り、これ以上しがみつく必要のないものや感情を手放す機会にすればいいのだ。ジョンソンは言う、「そうすれば、教室に入った時よりもすがすがしい気分で教室を後にできるはず」

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズへルスから翻訳されました。

Text: K. Aleisha Fetters/Additional reporting by Kristen Dold Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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