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食中毒になれば、すぐに非難を浴びるのは昨夜の怪しいチキンパッタイ。でも、犯人は大抵まったく違う原材料。そう、卵なのだ。

「卵は素晴らしい食材だけど、殻にはサルモネラ菌がいると思って」。食品安全情報委員会の広報、リディア・ブッシュマンはオーストラリアのSunday Morning Herald紙に語る。

「生卵がサルモネラ菌で汚染され、全く火を通さないマヨネーズのような食材や簡単な調理で済むムースのようなでデザートに使われ、さらにはしっかり冷蔵されなかったりすれば大変」

実際、毎年オーストラリア国内で報告される410万件の食中毒被害のうち、3分の1以上が生卵またはほとんど未調理の卵の消費に関するもの。

症状には発熱、頭痛、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐などが含まれ、深刻さは様々。

オーストラリアの医療機関NSW Healthの伝染病ディレクター、ビッキー・シェパードによると、「サルモネラ中毒はかなり重く、脱水症状への対処で入院を余儀なくされることもある。幼い赤ちゃん、高齢者、免疫システムの弱い人々には、特に注意が必要」

サルモネラ中毒のリスクを最小限に抑える鍵は、食品の適切な調理と保存。

十分に火を通せばどんな細菌も殺せる一方で、NSW Healthは食材を長期間常温で保存せず、熱や直射日光の当たる場所に置かないよう呼びかけている。

「冷蔵食品は摂氏5℃以下、温かい料理は摂氏60℃以上で保存するべき」 なんだそう。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images