外食が多いと増えてしまうかも……健康問題につながるフタル酸ってなに?

13 July 2018

外食が多いと増えてしまうかも……健康問題につながるフタル酸ってなに?

1万人以上を対象とした新たな研究の結果、外食やテイクアウトをしたばかりの人には、スーパーで買った食材をもとに自炊した人に比べて、尿中のフタル酸値が35パーセント高いことが判明したそう。この内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。

研究チームは、参加者から得た過去24時間分の詳細な食事内容と尿サンプルを分析し、特にDEHP (フタル酸ジエチルヘキシル) とDiNP (フタル酸ジイソノニル) という2種類のフタル酸含有率を調べた。

 

その結果、ファストフードの摂取量が最も多い人々の尿サンプルには、DEHPの分解産物が23.8パーセント、DiNPの代謝産物が40パーセント近く多く含まれることが判明したらしい。研究チームは、体がフタル酸にさらされる最大の要因が穀物と肉類であることも発見したそう。

 

フタル酸は、内分泌かく乱物質として知られる工業化学物質の一種で、食品のパッケージや加工材に使われる。これまでの研究から、フタル酸は浸出して食べ物に入り込むことがあり、喘息、特定の種類のがん、肥満、神経発達障害、行動障害、2型糖尿病、生殖器系へのダメージ、妊娠合併症、不妊など、数々の健康問題につながると言われている。

今回の研究論文の筆頭著者である、米国ジョージ・ワシントン大学のアミ・ゾータ助教授がCNNに語ったところによると、「健康の観点から最も懸念されるフタル酸の多くは、プラスチックを柔らかくするために加えられる可塑剤 (かそざい)」。

「食品のパッケージに加えられることもあれば、食品を触るグローブや食品が通るチューブに使われていることもある」 という。

幸いなことに、フタル酸が体内に留まるのは1日程度なので、食生活を改めることで対処できる。

「この問題を心配するなら、フルーツや野菜をもっと食べてファストフードを減らせばいい。自然食品中心の食生活には、フタル酸対策をはるかに超える様々な健康上のメリットがある」

 

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lauren Williamson Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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