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バッファローウィングを一皿丸ごと食べてしまいたい。そんなストレスフルな状況で使える新しいトリックがある。レーズンを一つ (そう、一つだけ)、ゆっくりゆっくり食べること。ありえないって? 試してみるまでバカにしちゃだめ。

料理本『The Good Mood Kitchen』の著者であるレスリー・コーン博士は、この型破りのトリックが実際にジャンクフードへの欲を抑えてくれると主張する。

コーン博士がNew York Postに語ったところによると、ジャンクフードが欲しくなった時に一粒のレーズンを数分かけて食べると、リラックスした気分になれる副交感神経が優位に働くという化学的なリラクゼーション反応が起きるそう。

すると、心拍数と呼吸数が減少し、抗不安性神経伝達物質のGABAが増加する。博士いわく、これが食欲を安定させ、ドリトスを求めて泣くお腹の虫を黙らせるという (ちなみに、オーガニックバージョンのドリトスも同じだけ体に悪い)。

コーン博士はまた、「レーズンエクササイズは同時に、体の “自動的” な反応をコントロールする力を目覚めさせてくれる」 と同紙に語っている。

その “レーズンエクササイズ” とやらを実際に行うには、どちらかというとこれはレーズンを誘惑する行為だと考えてみよう。まず、レーズンを手に取り、深く刻まれたシワを見つめる。その1本1本を数えてもいい。指先にレーズンを感じる。次にレーズンを鼻に近づけ、とても甘い香りを楽しむ。いよいよ口に入れても急がないこと! 舌で転がし、シワによってできた山と谷のひとつずつをなぞる。そしてゆっくり、本当にゆっくり噛み始め、レーズンが喉を通り、胃に収まる姿を想像する。ここで自分に聞いてみる。

「本当にそんなにお腹が空いてるの?」

うまくいった? このエクササイズは長きにわたり、マインドフルネストレーニングの一環とされてきた。ストレスの緩和を筆頭に様々なプラスの効果が確認されているので、試してみる価値はあるかも。

※この記事は当初、メンズヘルスに掲載されました。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Reegan von Wildenradt Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images