ダイエットすることを決断した時に、まず始めに食後のデザートをカットするはず。でも、デザートを我慢しないことがダイエットの成功につながるかも! この内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。
アメリカのアリゾナ大学とメキシコのモンテレイ工科大学の研究者チームは体重の増加を食い止めたいなら、絶対に、間違いなく自分を甘やかすべきと考えている。
大学のカフェテリアで行われた実験では、何よりも “先” にデザート(レモンチーズケーキなど)を選んだ人は、よりヘルシーな主菜と副菜を選ぶ傾向にあったため、フルーツをデザートにした人よりも全体的なカロリーの摂取量が30%少ない結果となった。
この文献の筆頭著者であるマーティン・レインマン博士は、「「カロリー高めのデザートを選ぶ人は、主菜と副菜のカロリーを気にしてその分減らす傾向に」と振り返る。「逆に、カロリー控えめのデザートを選んだ人は、それだけで満足してしまって、その他のカロリーを気にしなかったのかもしれません」
これまでの研究によって、ご褒美ミールをあらかじめ計画に入れておけば、出された物を手当たり次第に食べたくなる可能性が大幅に減ることも分かっているそう。
「最初に選ぶ食品と自分自身のマインドセットが、食事全体のヘルシー指数に影響を与える可能性があるということを意識するべきでしょう」とレインマン博士は続ける。
つまり、食事のたびに自分を甘やかすのでない限り、食後のデザートにケーキを選んでも全く問題ないということ。
※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images
2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。