顔が粉をふきはじめたときの鉄則は、とにかく肌にやさしくすること。低刺激で石けん成分の入っていないクレンザーを使って、ぬるま湯で洗い流すようにして。それから、洗ったらすぐに顔をやさしくたたくようにして水気をふき取って乳液をつけて。もし、もっと保湿が必要だと感じるなら、乳液の前にヒアルロン酸の入った美容液をつけるように、とニューヨークの皮膚科医、セジャール・シャー医師はアドバイスする。ヒアルロン酸は自重の1000倍の水分を取り込むことができるので、保湿にはぴったり。シャー医師のおすすめは、オイルフリーの乳液でヒアルロン酸を含んでいるものだそう。
刺激の強い石けんや、使った後に顔がつっぱるような成分が入ったものは避けて。レチノールやニキビ用のローションなどの乾燥させる成分が入っているものを使っている場合は一日おき、あるいはそれ以下に使用回数を減らすか、少し薄めて使って。そして肌への刺激を与えるようなスクラブやピーリングなどは少しマイルドなものに変えて。
「ピーリングをするのなら、なるべくやさしいものを使って定期的に行うことが大切。でもやりすぎると乾燥につながってしまうので気をつけて」とシャー医師。そして家の中では加湿器を使って湿度を上げることで、肌自身が保湿するのを手伝ってあげるように、とつけ加える。