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アラームが鳴り響くと、ボンヤリした頭で反射的にスヌーズボタンを押し、あと10分、あと10分と何度も二度寝してしまう……。
でもその二度寝が体に思わぬダメージを与え、その日1日を台無しにしてしまうかも。今回は、二度寝をすることで起こる体への影響をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

まず、スヌーズボタンを押すとレム睡眠の周期が乱れる。睡眠スペシャリストのマイケル・ブルース博士によると、レム睡眠は最も回復力の高い眠りのステージで、起きてから集中力を維持するのに欠かせない。通常、あなたの体は目が覚める直前にレム睡眠に入り、目覚ましの音でそのステージから脱する。でも、スヌーズボタンを押して二度寝をすると、脳が新たなレム睡眠のステージに入ってしまう。この状態は、あなたが無理やり起きた後も延々と続くため、頭が1日中ボーッとして、仕事の効率が悪くなる。

ブルース博士の話では、二度寝によって体内時計も狂ってしまう。体内時計を管理する概日リズムは、目覚ましが最初に鳴った段階で体を起こそうとする。でも、あなたが二度寝を選ぶと概日リズムの調子が狂ってしまうため、体は寝る時間も起きる時間も分からなくなる。これであなたはますます眠れなくなり、スヌーズボタンを押すのが当たり前になるという負のサイクルに陥る。

だからこそ、ブルース博士が言うように、二度寝をするのはやめるべき。断つのが難しい習慣ではあるけれど、まずはスヌーズ機能のない時計探しから始めてみよう。最初から、絶対起きなければならない時間に目覚ましをかけておくのもいい。

また、就寝時間を早めるための本格的な努力をするのもおすすめ。そのためには、寝室を寝つきやすい場所にする必要があるかもしれない。ベッドに入る時間を毎日30分ずつ早め、ぐっすり眠れてスッキリと目が覚める就寝時間を見つけよう。

 
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Esther Crain Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。