「発汗は、運動量ではなく、体が体温を調節していることを示すサインです。発汗量と運動量は、関連性がないわけではありませんが、違うものです」と話すのは、香港のフィットネスクラブ『Auster Fitness』に所属するスポーツ科学者、ハリー・エイトケン。
フィットネスアカデミー『Topaz Fitness Academy』の創設者、カレン・オースティンは、「発汗で失うのは脂肪ではなく水分なので、明らかに体重が減るのは、水分を補給するまでの一時的なことです」と説明している。
有酸素運動VS筋トレ
筋トレでは有酸素運動よりも汗をかきにくいけれど、それでカロリーの燃焼量が変わるのだろうか?「筋トレでは、エクササイズとエクササイズの間に休憩をはさみ、体をクールダウンさせるので、あまり汗をかくことがありません」とエイトケン。
でも、だからといって筋トレよりも有酸素運動をした方が、最終的に体重が多く減るとは限らない。