Shoulder, Beauty, Physical fitness, Yoga, Arm, Hand, Fashion accessory, Photography, Neck, Jewellery, pinterest

人々が瞑想を始める理由はさまざま。だからこそ、個人のニーズに合ったスタイルを見つけることがとても大切。

あなたの目的がストレス解消であれ、ゴールに集中したり心を静かにしたり、自己認識レベルを高めたりすることであれ、探求すべき瞑想テクニックのリストには終わりがないように思える。そこでオーストラリア版ウィメンズヘルスは、かつては豪リアリティ番組『Bachelroette』のスターで、現在はマインドフルネスでストレスや不安と戦う方法をオーストラリア人に教える活動をする「Soul Society」の創始者であるルーク・マクラウドに、異なる瞑想の中身を説明してもらった。

ルークいわく、「異なる種類の食べ物やエクササイズに対する体の反応が人によって違うように、異なる瞑想に対する心の反応も違うので、瞑想に挑戦しても続かない人が多い。こういう人は、脳が筋トレを求めているのに、有酸素運動をしてしまっているのかもしれないね」

それぞれのテクニックには心身に対する無数のメリットがあり、そのやり方には良いも悪いもない。大事なのは、自分に合った方法を見つけること。

それを念頭に置き、現在最もポピュラーな3種類の瞑想をチェックしていこう。

マントラ瞑想

ヒンドゥー教の教えから派生したマントラ瞑想には、若干内容の違ういくつかのバリエーションがある。最も一般的なのはヴェーダ瞑想、原初音瞑想、超越瞑想 (TM瞑想)。一定時間、同じ言葉を繰り返し唱えるもので、その言葉に全神経を集中させる。この3つのバリエーションで違うのは、そのマントラ (言葉) がどのように与えられるか。ヴェーダ瞑想では、あなたの “振動” によって先生が選んだマントラが使われるけど、原初音瞑想のマントラは、あなたが生まれた日時と場所によって決められる。

一点集中瞑想

一点集中瞑想は、仏教の教えに由来する。この瞑想にも複数のバリエーションがあるけど、コンセプトは大体どれも一緒で、自分自身か周囲の環境を構成する一つの要素に集中することだとか。サマタ瞑想では自分の呼吸に焦点を合わせ、ヴィパッサナー瞑想では特定の肉体感覚に集中する。

動く瞑想

古代の東洋哲学から生まれた動く瞑想は姿勢や動き、呼吸を調和させた、より総体的なシステム。最も広く知られているのは気功と太極拳。どちらも、穏な心で、ゆっくりと流れる動きとリズミカルな深い呼吸を調和させるもの。

瞑想初心者に対するルークのお薦めは、それぞれの瞑想カテゴリーから1種類ずつ選び、3週間かけて試してみること。自分にピッタリな瞑想を見つけたときのサインは?

「何度も何度も、繰り返しやりたくなる」 とルーク。「瞑想が、タスクというより喜びになる。やるのが大好きになるはず」

そして、瞑想の効果がいまだ信じられない人には、こんなアドバイスをしている。

「瞑想に対する期待を捨て去る。期待が取り除かれて初めて、瞑想は魔法の力を発揮する」。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

Headshot of Nana Fukasawa
Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。