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ダイエット中はお腹が空くもの。でも、ダイエットをやめたらどうなるの?

ドリトスに抵抗できるダイエット中の意志の強さを、通常の食生活に戻っても維持できる? 肥満専門誌が発表した研究によると、ダイエット経験のある女性は暴食に走りやすいという。

研究チームは女性陣に対し、フライドポテト、ピザ、チョコレートケーキ、アイスクリームといった “非常に口当たりの良い食品” の写真を見せた。食後、彼女たちの脳をスキャンすると報酬に結びついた脳領域が活発化していることが判明。興味深いのは現在ダイエット中の女性よりも、過去にダイエットを行った女性の脳にこの傾向が強く見られたこと。

この結果は、ダイエットが脳に長期的な影響を及ぼし、普通の食生活に戻ってからだいぶ経っていても 「ジャンクフードが死ぬほど食べたい」 モードから抜け出せないということを意味する。研究チームいわく、この高カロリー食品に対する敏感さは、実際の空腹度に左右されないという。これは、今食べたばかりでも、常に飢えているようなもの。ダイエット経験者は太る確率が非常に高いと言われる所以は、ここにあるのかもしれない。

研究チームは、現在ダイエット中の女性の脳も、ダイエットをやめれば似たような反応を示すだろうと推測する。今は食事を積極的に制限しようとすることで、食べたい衝動を隠しているだけなのだ。

ここから得られる教訓? クラッシュダイエットと “普通の” 食事の間を忙しく行き来する代わりに、ずっと続けられる健康的な食事プランを取り入れよう。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Laura Tedesco Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images