「この一口でおしまい」 と言いながらも、「あと一口ならいけるだろう」が続き、結局食べすぎ……なんてことない?する....
「この一口でおしまい」 と言いながらも、「あと一口ならいけるだろう」が続き、結局食べすぎ……なんてことない?
すると、眠くなってベッドに直行したくなる、なんてことはよくある話。でも食べすぎたとき、体の中では実際に何が起きているの? 栄養のエキスパートが体内で起こるプロセスを解説。さらに、満腹時にやってはいけないことをUK版ウィメンズヘルスにレクチャー!
ステップ1.胃は通常時の最大4倍まで拡張! おなかがどんどん膨らんでいく
調子に乗って次々と食べ物を口に放り込み、おなかが風船のように膨らんでいくのが第1ステップ。「平均的な成人の胃は、2リットル分の食べ物を抱えることができます。さらにおなかは通常サイズの最大4倍ほど大きく膨らむことができます」 と教えてくれたのは、イギリスのキングスカレッジ・ロンドン研究員、メーガン・ロッシ博士。「食べた物は2時間程度で胃から小腸へと移動しますが、たくさん食べた後だと小腸に移るまで4時間かかる場合もあります」
Text: Florence Mitchell Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images
食べすぎた時にストップサインを出してくれるのは、食欲と代謝の調節を行うホルモン、レプチン。ロッシ博士によると、「満腹ホルモンとして知られるレプチンは、体内の脂肪細胞で作られ、血液に乗って脳へと運ばれます。レプチンが脳にたどり着くと、脳が視床下部に『満腹ですよ』というシグナルを送ります」脳が 「満腹」 と言っている時に、潔くストップするのが正解。
満腹になると、ベッドを見つけて横たわりたくなるもの。ただし横になると胃に圧力がかかり、胃酸が食道まで逆流して胸焼けしてしまうのでご注意。少なくとも食後1時間は、おなかが落ち着いてくるまで横になるのを避けよう。
食べすぎると罪悪感のあまり、余分に摂ったカロリーを運動で消費しようと思うかもしれない。でも気分は良くなるどころか悪化するだけ。「油っこい食べ物は分解するのに時間がかかります。食後に運動したいのなら、いつも以上に時間を置くのが大切です」 と、ロッシ博士は注意を促している。
「体の声に耳を傾けるように。いずれにしても、食後ならウオーキング程度のエクササイズが無難です」
食べ過ぎたときに眠くなるのはなぜ?「たっぷり食べた後は、消化を促進しようと血液がどんどん胃に送り込まれるので、体がぐったりしてしまいます。ただし2時間もすれば目も覚めてくるでしょう」 とロッシ博士。これは消化を促すホルモンが、睡眠ホルモンのメラトニンを活発にしていることが理由として考えられるのだとか。同時に、幸福ホルモンのセロトニンの分泌にも影響を与えるそう。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
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