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食生活や運動もダイエットには重要な要素。でも「続けられる」ダイエットに欠かせないのは、ポジティブな心持ちかもしれない。

ウィメンズヘルスのネイキッド特集*にも登場しているシネイ・アレキサンダーは、目標体重に執着しないことでいつしか32キロ痩せられていたそう。彼女のダイエット成功談の一部始終をイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介!

*「どんな体形でも自分を愛してあげよう」というメッセージを込めた海外版ウィメンズヘルスの特集

途端に体重が増え始めた20代。気付いたら102キロに?!

幼い頃から自分の体重を気にするタイプではなかった、と話すシネイ。「いつも自分に自信があったし、周りにどう見られているかを気にしたこともなかった。でも、大学で遊びほうけていたからか、20代に入ってから体重がどんどん増えていったの」

それでもある程度“アクティブ”な生活を送っていたシネイ。週1でジムに通い、20分間有酸素マシンで体を動かしていたという。「当時はそれだけで十分のワークアウトと思っていたからね」

転機が訪れたのは2009年。病院で体重を測ってみると、なんと体重計に表示された数字は102キロ! もともと70キロを維持していた彼女にとって、これは予想をはるかに超える数字だったという。その後、友達と一緒にダイエットを開始。「自信がすり減ったからダイエットを始めたわけじゃない。ただ自分の体力を試してみたかったの。自分の体にとっていいことをしたかったの」

食事は低炭水化物にスイッチ。自炊を始めることで少しずつ変わっていった食生活

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シネイが友達と始めたのは「低炭水化物ダイエット」。これは穀物や加工食品は控えて、アルコールも大幅にカットする食事法。

外食はすっかりやめて、自炊生活を送り始めた彼女。「どんなタンパク質が『いいタンパク質』なのか自分でも調べるようになったの。新しいレシピを試しに作ってみるのも楽しくて。ちなみにスーパーで立ち寄るのは生鮮食品売り場だけ。そこにないものは食べないって決めたの」

好きになれるワークアウトを見つけて、体作りに没頭する毎日がスタート

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自身を「頑固」と呼ぶシネイは、一度嫌いになったスポーツはどうしてもやる気になれないと言う。「ランニングなんて大の苦手。自分が好きになれるスポーツじゃないと続かないってわかっていた」

そして出会ったのが、ウエートリフティング。「ボディービルディングに関する知識や、筋肉のつけ方について調べ始めたの。それで週5日少なくとも1時間ずつ、異なる部位をジムで鍛え始めた。ジャンプなどの瞬間的な動きで筋肉の瞬発力を高める『プライオメトリクス』で心拍数を上げるのも好きってことがわかったわ」

ダイエットが続かない理由に気付く

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シネイ・アレキサンダー

「3カ月で体重が14キロ弱落ちたのはすごくうれしかった。でも体重が落ちただけではモチベーションにならないの。特に停滞期に入ってしまうと落ち込みかねない。そこで私は目標体重を設定する代わりに、『毎日ポジティブになれる何かをしよう!』って決めたの」

ヘルシーな料理を口にしたときやワークアウトした後の達成感が癖になり、毎日その気持ちに浸れるよう自然とダイエットを続けたと、シネイ。そんな毎日の積み重ねが、32キロの減量につながったと言う。

ちょうどこのときから、フィットネスに関係する仕事が欲しくてインスタグラムに「フィットネス投稿」をするようになった彼女。その仕事は結局もらえなかったそうだけれど、「すてきなコミュニティーがあることに気づけた」とシネイ。自分には仲間がいて、みんなで一緒にゴールに向かっていると思うと、より一層頑張れたとか。「だってインスタグラム上で4日姿を消しただけで、『大丈夫?』なんてメッセージが来るのよ。そんなサポート、めったに得られるものじゃない」

「現実的な目標設定」で、ダイエットはいつしか楽しい日課に!

「SNSで自分のストーリーをシェアしながら周りを応援することが、とても幸せなの。『32キロ痩せることはできる』って経験から語れるのはうれしいこと。それでも私は自分磨きを怠る気はないわ」と心強い言葉をくれたシネイ。

彼女によると、「理想のヘルシー生活」に近づくには、毎日小さな目標を立てていくことがコツだそう。例えば最初は朝食や昼食をヘルシーにすることと、ジムに通うことを目標に設定してみる。目標体重は達成するまでに時間がかかるけれど、こういった「毎日の小さなゴール設定」なら、日々達成していけそう。

「それに、絶対に達成できる小さな目標を毎日こなしていけば、毎日達成感が味わえるでしょ?」

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Ashley Oerman Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images