毎日せかせかと働いていると、食べることすら忘れてしまいそうになる。でも午後になると決まって集中力が切れて、おなかが「ぐう」。そんな時はすでに疲れ気味な体を余計に重だるくする甘いものよりも、腹持ちがよくて集中力を邪魔しない、優秀なスナックを手に取るのがスマート。
イギリス版ウィメンズヘルスが5人のパーソナルトレーナーに聞いたのは、彼らが常備している間食用スナック! ダイエットにも健康管理にも役立つスナック、参考にしてみて。
満腹感を与えつつ、急な血糖値の上昇を防ぐフルーツ&ナッツバー!
教えてくれたトレーナー
ネスリン・ダリー(ナイキ・ロンドンのトレーナー)
インスタグラム
@hijabi.lifts
「私のお気に入りはフルーツとナッツの手作りバー。甘いドーナツのように血糖値をぐんと上げないし、糖質の摂り過ぎから余計に疲れたりしないから間食には最適。ポイントは、炭水化物には良質のタンパク質を組み合わせること。そして、満腹感を与えてくれる"いい脂質”を摂ること。私はこのバーを大量に作り置きして、冷蔵保存している」
アドバイス
「フルーツにはベリーのような低糖質のものを選ぶのがコツ。そうしないと砂糖がたっぷり入ったお菓子と同じように、食べた後にだるくなってしまう。
そこにタンパク質をプラスすれば、血液中に糖質が放出される速度がゆるやかになるわ」
低カロリーだけど、栄養満点のヨーグルトとクリームチーズ
教えてくれたトレーナー
ケイト・サットン(パーソナルトレーナー)
インスタグラム
@thisiskatesfitness
「私はカリカリ野菜とクリームチーズを愛用している。スナックを楽しむのはもちろんOKだけど、口にするものは慎重に選ぶのことが大切ね。だから体重を落としたければ、間食のカロリーを少なめのものにするといいわ。
鉄則は、低炭水化物&高タンパク質! 高タンパク質のヨーグルトやクリームチーズは味付けを濃くしてくれたり、なんてことないスナックも楽しくアレンジできたりするからおすすめ。特にダイエット中はこの二つを味方につけておくと飽きにくいわ」
アドバイス
「『低カロリー』とは言っても、しっかり栄養が摂れるものを見極めるのが間食のルール。クリームチーズはタンパク質やカルシウムが豊富な上に、カロリーが低いから優秀なの」
喉の渇きと空腹を勘違いしていないかをまず確認!
教えてくれたトレーナー
コートニー・フィアロン(ナイキ・ロンドンのトレーナー、ボクシングジムBXR ロンドンのコーチ)
インスタグラム
@thehiitman
「僕は小腹がすいたら、毎日と言っていいほどバナナを食べている。おいしいし栄養価も高いし、皮に包まれているから容器に入れる必要もなくて持ち運びに便利だよ!」
アドバイス
「スナックを食べる前にはまず水分を摂って。喉が渇いていると、おなかがすいているって勘違いしやすいもの。体が本当に欲しがるまでは無理に間食する必要はないよ」
確実に満腹感を与えてくれる自然食品のコンボ
教えてくれたトレーナー
ニコラス・ポロ(体脂肪撃退コーチ)
インスタグラム
@nicholas.polo
「ポーチドエッグにアスパラガスとアボカド、きゅうりの組み合わせがおすすめ。加工されていないヘルシーな食材、かつ満腹感が得られて糖質が低いという3点が決め手。血糖値の急上昇を避けることができるし、代謝の低下やむくみも免れることができるよ。
健康体を目指したければ加工食品を避けるのがスマートだね。例えばナッツや全脂肪のギリシャヨーグルト、アボカド、クリームチーズなんかは満腹感が得られる、ヘルシーな自然食品の例。甘党ならあんずやベリー類、メロンや桃などのフルーツでもOK」
アドバイス
「決まって午後4時に小腹がすくと分かっているのなら、事前にヘルシーなスナックを準備しておこう。そうすればクッキーやドーナツに手を出すことも防げるはず」
次の食事まで満腹感も持続! 食べ続けるのが苦にならないプロテインバー
教えてくれたトレーナー
ローラ・ホギンス(『LIFT YOURSELF』の著者、ロンドン初のフィットネスナイトクラブ「Ministiry of Sound Fitness」の代表コーチ)
インスタグラム
@laurabiceps
「砂糖たっぷりのものじゃなければ、どんなプロテインバーでもOK!」
アドバイス
「念のためバッグに常備しておくのがベスト。プロテインバーは腹持ちがいいから次の食事まで何も食べずに済むはずよ。食べ続けるのが苦にならない味を選ぶことが肝!」
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text : Amanda Khouv Translation : Yukie Kawabata Photo: Getty Images