米コーネル大学人類生態学部で教鞭(きょうべん)を執るデイヴィッド・A・レヴィツキー博士に言わせれば、1週間に1kgでもがんばりすぎのよう。「1週間に0.5kg以上減らさないほうがいいと思います」と語る博士は、医学的な必要性がない限り、1カ月で当初の体重の10%以上は減らさないよう忠告している。
一方、フラノウィッツは、1日の摂取カロリーが1,200kcalを下回らないよう忠告している。「ダイエットには運動が大切だけれど、あまりにも摂取カロリーが低いと逆に疲労感に襲われてしまいます。疲れすぎて運動ができないのは、カロリーの摂取量が少なすぎるサインととらえましょう」
また、サントリによると、「全体重の5~10%を減らせば、血圧、血中コレステロール値、血糖値が改善します」とのこと。「ご存じのとおり、筋肉は脂肪よりも重いです」と続ける彼女は、体重が一気に減る代わりに、ウエストが数cm細くなったり、服がキレイに着られるようになったりするかもしれないと補足している。いつものワークアウトに有酸素運動や筋トレを加えた場合は体重が減りにくいかもしれないけれど、サントリが言うように、スタイルや気分の変化でダイエットがうまくいっていることは伺える。体重計の数字にも、あまりこだわりすぎないようにしよう。
健康的に体重を落として、スリムな体形を維持したいのなら、1週間に約0.5kg、または1カ月に1~2kg減を目標にしてみては?
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。