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「疲れているから」「退屈だから」「喉が渇いたから」で食べてしまうのは、今日までにしよう。

マインドフルな食との付き合い方を指導するミシェル・メイ医学博士によると、空腹時以外に食べないためのコツは、まず「食べる前に体の空腹サインをチェックすること」だそう。
アメリカ版ウィメンズヘルスより、メイ博士が推奨する「食べちゃえ」の前に行うべき4つのことをご紹介。

1. 食べ物を手に取る前に、「食べたい理由」を問いかける

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「大切なのは、食べるのも意識して行うこと。『食べたい』と思った瞬間から『実際に食べる』瞬間までの間に、まず自分の空腹具合を確かめて」

「もしかしたらただ退屈しているだけかもしれない。ストレスのせいで食べ物に手が伸びているのかもしれないし、ただ単に喉が渇いているだけかもしれない」とメイ博士。2~3時間おきに食べるべきとアドバイスする専門家もいるけれど、メイ博士によると、必ずしもその必要はないそう。でも、忙しすぎて腹ぺこになるまで食べるのを忘れてしまう人は、2~3時間おきに自分の空腹状態を一度チェックするといいみたい。「おなかがすきすぎて何もできない状態まで放置しておくのは危険です。血糖値が極端に低下して、バランスのいい食事を摂るどころか、単に食べ過ぎてしまう可能性の方が高いでしょう」。必要なら、スマホでアラームを設定するのもおすすめ。

2. 胃の上にこぶしを置いて、空腹度をチェック

胃の上、つまり胸骨の真下にこぶしを置いてみて。メイ博士によると、これで本当に空腹かどうかがチェックできるそう。
「とにかくそこに一点集中して、空腹状態を示す『サイン』を探ってみてください。おなかがキリキリしたり、ゴロゴロ鳴ったり、空っぽな感じがしたりする? あるいは、パンパンに張っている感じがする?」

前者の場合は、おなかがすいている証拠のよう。後者の場合は、体が食べ物以外の何かを求めている可能性が高いみたい。

3. 不安を空腹と掛け違えているかも。体・思考・心をじっくり観察する

食べる必要があるのか、それとも単に食べたいだけなのかを判断するためにメイ博士がおすすめしているのは、 「体・思考・心のスキャン」 。

まずは体からスタート。頭のてっぺんからつま先までの感覚を観察してみる。首や肩のこりを感じる場合は、不安やストレスを感じている可能性も。

次に思考。仕事がはかどらず、「後で何を食べよう」なんて考えが浮かんでいるのなら、おなかがすいているのではなくて、退屈なだけかもしれない。

最後に心。自分の気持ちに耳を傾けてみて。昨夜の夜遊びで疲れている? 締め切りに追われていっぱいいっぱいになっている? メイ博士いわく、不安なときは “脳内空腹” といって、脳が「おなかがすいている」と勘違いすることがあるそう。「食べ物でその不安を埋めようとしても、満足感はなかなか得られません。逆にもっと食べてしまうでしょう」

4. まずは食べる以外の方法で空腹を解消

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本当におなかがすいているかどうかわからないけれど、食べ物に手を出しそうなとき。そんなときは、まず「食べる」以外の方法で食べたい気持ちを解消してみて。例えば外を歩いてストレスを発散したり、20分の昼寝で疲れを取ったり、水を飲んで喉の渇きを潤したり。「終わったらもう一度空腹度を確かめてみて」とメイ博士。このときに「空腹感が増した」と思うのなら、食べてもいいというゴーサイン。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Jenna BirchTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images