人気の管理栄養士に聞く、アラサー、アラフィフ女子がダイエット前に知っておくべき金言集

18 January 2019

人気の管理栄養士に聞く、アラサー、アラフィフ女子がダイエット前に知っておくべき金言集

年も改まり「今年こそダイエットを成功させたい!」と決意している人も多いのでは? そこで今回は、アラサー、アラフィフ女子がダイエットを始める前に押さえておきたいポイントを、人気のパーソナル管理栄養士でダイエットコンサルタントの三城 円さんに教えてもらった。ためになるプロの金言、しっかりと覚えておいて!

三城 円さん

管理栄養士 三城 円さん

一般社団法人日本パーソナル管理栄養士協会代表理事、食の相談窓口 San-CuBic代表、一般社団法人日本ジュニア・アスリートサポート協会顧問。自身のダイエット、摂食障害の経験から食に苦しむ人を救うべく、「パーソナル管理栄養士」として独立。ダイエット指導や摂食障害のケア、アスリートのパーソナル食事コンサルティングを行う。分かりやすく、腑に落ちる解説で女性誌やマスコミから注目を集める。http://www.p-dietitian.or.jp/ 


金言1 見るべきは「体形」。体重だけをゴールにしない

GettyImages-523353668_R

「見るべきは体形であって、体重計の目盛りは目安にすぎません。女性の体は男性と比べて、初潮を迎えてから更年期まで変化しやすく、変わっていきます。出産経験や疾患も体調や体形に大きく影響します。年齢ごとに適した体調と体形があるのに、そのことを考えずに理想の体重を設定するのは間違いです」と、語るのは管理栄養士の三城 円さん。

「どんな体形を目指すのか、痩せてどうなりたいのかを考え、そのために体重はどのくらいが理想的なのかを考えたダイエット計画を立てましょう」


金言2 あの頃の私ではなく、「未来の私」に目を向ける

「三十代の女性にありがちなのが、二十代前半の体形に! といった過去の自分に戻ろうとするパターン。ただでさえ女性は生理や妊娠、出産、更年期などで体重が変動しやすく、年齢によってもホルモンバランスが変わるので、過去と同じを目指すのはなかなか無理があります。それよりも、将来こうありたい、という目標を設定すべきです」


金言3 食べないで痩せるのは10代まで。歳を重ねると「省エネ体質」に

GettyImages-6614-000008_R

「食べすぎたら翌日の食事を抜けば痩せる、というのは10代まで。基礎代謝は10代をピークに減少してしまうので、同じことをしても10代と30代では体への結果が違ってきます。

むしろ食べないことで、体の中ではエネルギーをなるべく使わずに蓄えようとする作用がはたらくため、脂肪をためやすい体になってしまいます」


金言4 食べることは脳と内臓の運動であり、ダイエットでもある

「食べることで脳が働き、内臓が動きます。いわば食は“内臓の筋トレ”。内臓を動かすと体温が上がり基礎代謝がアップ。それは“太らない”ことにもつながります。食事を抜くと、血糖値の上がり下がりも激しくなり、血糖値を下げる働きをするホルモンであるインスリンの分泌も安定しません。その結果、脂肪をつくりやすい体にしてしまうので、食事を抜くだけのダイエットはNGです」


金言5 覚えておきたい。「痩せるとは、低栄養になること」でもある

GettyImages-894946892_R

「ダイエット中は摂取するエネルギーや栄養素を制限するため、体が低栄養の状態になります。その影響は体のあちこちに。美容面では肌のハリや弾力が失われてシワっぽくなり、髪は乾燥してツヤがなくなることも。

健康面では骨密度が減って骨粗鬆症になったり、筋肉が減って身体機能が低下するサルコペニアになる可能性もあります。これらのリスクを回避するためにも、極端に低栄養となる“食べないダイエット”は控えましょう」


金言6 キレイに立つためにも。ダイエットに筋肉は必要!

「意識しないでいると、日常生活での運動量は年齢を重ねるにつれ、減る傾向にあるようです。例えば、急いでいるときにダッシュせずにタクシーを使ってしまう、階段ではなくエレベーターを使うなど、些細なことのようですが、これら全てが筋力の低下につながり、太る原因にもなります。

電車に乗ったら、猫背でうつむきながらスマートフォンを見るのではなく、姿勢良く立つ、おなかを引っ込める、お尻に力を入れるなど、小さな心掛けを。きれいな姿勢で立つだけでも下半身の筋肉は刺激されますし、逆に筋肉がないと美しく立つことさえできません。ダイエットするときは食事だけではなく、日常の生活活動強度を高める工夫も必要なのです」


金言7 過剰な運動、過剰なダイエットは×。体脂肪を削れば、免疫力も下がることも

GettyImages-470518932_R

「ダイエットにおける運動の目的は、脂肪の燃焼と筋肉の強化。ですが、過剰な運動で体脂肪を削ると免疫力が低下し、風邪をひきやすくなるなどの弊害が出てきます。アスリートが風邪をひきやすかったりインフルエンザにかかりやすいのも、脂肪が少なく免疫力が低いため。脂肪には体を守る役割もあることを忘れないで」


金言8 体形は習慣の積み重ね。痩せにくいからこそ、ゆっくりペースで

「30代になると、以前より痩せにくいからと、短期間で結果を望むハードなダイエットに走りがち。でも体形は習慣の積み重ねの結果なので、急激に変えようとするのは間違いです。仮に痩せたとしても、元の生活に戻った途端、リバウンドが待っています。すぐに結果が出なくても、痩せやすい食事や運動、生活習慣をコツコツ続けてみてください。その積み重ねの結果は、徐々に体に現れるはずです」

  

ダイエットは一朝一夕でできるものではないもの。だからこそ、専門家のアドバイスを胸に、今年こそヘルシーボディーを手に入れて。

Photo:Getty Images Text:Yuko Tanaka

RECOMMENDED ウィメンズヘルスのおすすめ