気になる口臭。「ストレス」で口の中の潤い、低下中!

25 June 2018

気になる口臭。「ストレス」で口の中の潤い、低下中!

ヘルシーフードや体にいい素材を自由に選べるようになった一方、その思わぬ影響が口腔環境に及んでいる現代。健康や体調のことを思って摂っている食べ物が酸蝕歯(さんしょくし)を引き起こすことについては前回、リポート。今回は、「ストレス」と「食べ方」が口の中に引き起こす影響について専門家にインタビュー。最近、女子の間で口中の潤い低下が見られると識者は指摘する。これは一体、なぜ……?

大谷珠美先生

歯科医 大谷珠美先生

青山ホワイテリア院長。日本大学歯学部卒業。矯正歯科および一般・審美歯科を数カ所の歯科医院にて習得後、東京・青山に青山ホワイテリアを開業。現代女性のライフスタイルと歯の問題点などを本音で分かりやすく指摘し、解説。女性のクライアントからも、とても信頼されている。青山ホワイテリア http://www.whiteria.net/

唾液分泌が少ない女子、口の中が乾いている女子が増えている!?

会話をしていても自分の口臭が気になって、口元についつい手を当ててしまう。そんな仕草していない? 自分の口臭が気になる、という人は想像以上に多いよう。

「口臭に気づいている方もいますが、自分では気づいていないのに臭っている方も少なくありません。特に、最近女性の口の中の環境が悪くなっていると感じますね」と言うのは、歯科医で、青山ホワイテリア院長の大谷珠美先生。


唾液低下の原因は「加齢」「ストレス」「食生活」

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口の中の環境が悪くなっている原因の一つとして、まず大谷先生が挙げるのは唾液量の低下。

「唾液というと汚いイメージを持っている人もいるようですが、口の中のさまざまな機能を守るとても大事な働きをしています。口の中は潤いが必須です。その潤いを担っているのが唾液の分泌です。でも、女性の患者さんの多くが口の中が乾いていて、唾液の分泌量が少ない女性が多くなっていると感じています。

通常、唾液腺からは1日1000~1500ミリリットルもの唾液が分泌されています。この唾液は食べ物の消化を促して、さらに口の中に残った食べカスを洗い流す働きを持っています。また口の中の酸を中和する働き、細菌の増殖を抑える働きなども持っています。唾液がバランスよく分泌されていると虫歯や歯周病、酸蝕歯などにもなりにくく、口臭も発生しづらくなります」


唾液低下の「簡単な対策」&「毎日できること」はコレ!

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口臭の原因となる唾液分泌の低下。でも、マウスウォッシュなどでケアするから平気、とタカをくくっている人、要注意。

「唾液の分泌量は年齢を重ねるほど低下するので、今から意識して、きちんと唾液を出す習慣を身に付けることが必要です。

ポイントしては、しっかり噛むこと。またよくしゃべったり笑ったりするのもいいでしょう。ストレスを上手に解消する手段も見つけるといいですね。

また味や質感に好みもありますが、楽しんでできるなら、『ココナッツオイルプリング』もオススメです。ココナッツオイルをスプーンで1杯分口に入れて、15分間飲み込まないようにしてクチュクチュして吐き出します。唾液分泌も高まり、汚れも取れて口がすっきりしますよ」

 

 

ストレスフルと言われ、口の中の潤いが低下しがちな現代社会。その背景と簡単なケアを知ることで口腔の潤い、守ってみて。もちろん、時にはきちんと専門医に歯や歯茎、口の中の環境をチェックしてもらうことも忘れずに。

Photo:Getty Images Text:Manabi Ito

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