長時間座っていると体にさまざまな弊害が生じ、大惨事に発展しかねないことは周知の事実。そして、その悪影響リストに新たな顔ぶれが登場。
一日中デスクに腰かけているあなたは、“座りすぎ症候群” または “臀部健忘症” という病に侵されている可能性が高い。
お尻の筋肉が使われないために、お尻が正常な機能を “忘れてしまう” 病気だ。
オハイオ州立大学ウェクスナー医療センターの理学療法士で、認定筋力強化調整スペシャリストのクリス・コルバ博士はSELF誌にこう語った。「座ってばかりいると、股関節屈筋が縮んで硬くなり、臀部の筋肉が最適な機能を果たせなくなるんだ」
これが体の他の部分に影響を及ぼす可能性もある。
お尻が筋力を失うと、それを埋め合わせようとする背中や腰といった別の筋肉群の消耗が早まる。
カサンドラ・フェアレスト博士がStuff誌に語ったところによると、膝やお尻、そして腰の怪我を抱えている人の痛みの原因が、実は臀部健忘症というケースがあるという。
「臀部が衰弱していることに気付かない人が多いのよね」
幸いにも、この事態を収拾する方法はある。それは大臀筋、中臀筋、小臀筋という臀部の3つの筋肉を刺激するエクササイズを集中して行うこと。
ブリッジ、スクワット、寝た状態でのレッグリフト、クラムシェル (貝殻エクササイズ)、ランジ、バードドッグをエクササイズに取り入れよう。デスクから定期的に立ち上がって、歩き回ったりストレッチしたりするのも忘れずに。
まずは、この5つのワークアウトから始めてみよう。
https://www.womenshealth.com.au/dead-butt-syndrome
Text: Lauren WTranslation: Ai Igamoto Photo:Getty Images