今回の相談者は、仕事と家の往復で、毎日に変化がないことに悩む31歳。
「手相は変わる。運は変えられるんです」と語るのは、手相観として4000人以上を観てきたdauaさん。彼女自身も仕事のストレスで体調を崩したときに、ランニングやヨガに出会って不調から脱出。現在も自分自身の状態をよりよく保つために、ランニングやヨガは欠かないそう。そんな彼女が、手相観の相談でも多いお悩みについて、アドバイス。特徴的な線もご紹介するので、参考にしてみて。
手相を観ていると様々な人が私のところにやってきます。
今日もまた、一人のお客さまが扉を開けていらっしゃいました。
「仕事と家の往復で、毎日同じような日々を過ごしています。でも、何を変えていいのかよくわからなくて。職場を変える、引っ越しなどした方がスッキリするのでしょうか？」
飲料メーカーで商品企画の仕事をしているサヨリさん。現在31歳。ブルーのタートルネックのニットに緩やかなロングヘアーのパーマが女性らしさを引き立てています。
「恋愛は極めて順調です。でも毎日に変化がないんです」
仕事ができるがゆえにプライベートが不自由に。心が躍る体験を最優先に。
仕事も恋愛も順調なサヨリさん。休日にはショッピングに行ったり、美味しいものを食べたり、充実している様子。しかし、本人は変化がない毎日に焦りを感じていると言います。
まずはサヨリさんの右手を観てみましょう。
右手の運命線が斜めに伸びていますが、はっきりしていません(①)。頭脳線は、直線的で先端はくっきりしています(②)。
サヨリさんはシャープな判断力と頭の回転の速さで何でも卒なくこなせるキャリアウーマンタイプ。仕事に不満は何もないものの、有能であるがゆえに、あれもこれも任され、プライベートでの時間が少し奪われ気味。
今のあなたはどちらかと言えば仕事より、趣味での自己実現を求めているようです。昇進や昇給がチラついても、オフタイムを確保し、プライベートでの充実を心がけてみましょう。もし、転職を考える場合は、自分が充実するようなワクワク感を得られるかをシミュレートしながら情報収集をしてみましょう。また、休日にガーデニング、農業体験、地域のお祭りやなど普段触れることのない、異業種の体験も心のガス抜きに効果的です。
Text & Illustration : daua
海外を旅した際に出会った西洋占星術家がきっかけで手相・心理学を研究。IT,アート業界でWebディレクター、ライターとして働く傍ら、いつの間にか手相が口コミで評判となり、2012年から手相観として本格始動。個々の可能性を見いだし、良い変化をもたらすツールとして手相を捉え、手相を通じて自分自身を深く見つめる感覚を多くの人と共有することを目指している。2017年にベルリンへ拠点を移す。パーソナルカウンセリングを軸とし、手相をキーワードに、アートやデザイン、食、ヒーリングなど様々なジャンルのイベントでグローバルに活動を行っている。
