今回の相談者は、なかなか振り向いてくれない彼をあきらめるべきか悩む29歳。
「手相は変わる。運は変えられるんです」と語るのは、手相観として4000人以上を観てきたdauaさん。彼女自身も仕事のストレスで体調を崩したときに、ランニングやヨガに出会って不調から脱出。現在も自分自身の状態をよりよく保つために、ランニングやヨガは欠かないそう。そんな彼女が、手相観の相談でも多いお悩みについて、アドバイス。特徴的な線もご紹介するので、参考にしてみて。
手相を観ていると様々な人が私のところにやってきます。
今日もまた、一人のお客さまが扉を開けていらっしゃいました。
「今年の夏に出会った彼に片思いをしています。アプローチを積極的にしていますが、なかなか手応えがありません。諦めた方がいいでしょうか？」
ツアーコンダクターとして働いているセイナさん。現在29歳。トレンチコートにストライプのシャツ、太めの黒いパンツを履きこなしている彼女。手首には細めのゴールドのチェーンブレスレットが光っています。
「私、結構はっきりしている性格なので、恋に落ちるとわかりやすくて。ご飯やイベントなどに積極的に誘っているんですが、タイミングが合わないことが多くて...。次なのかなぁ。と思いつつも、まだ諦めきれない気持ちもあります」
これまでの頑張りが実を結ぶ時！新たな展開に期待。
手相を観ていると、時々、お守りとも言えるラッキーサインを見つけることがあります。
セイナさんの左手にも、珍しいサインが見受けられました。
まっすぐ立ち昇る運命線(①)をみる限り、セイナさんは、恋だけでなく、仕事や勉強など何事にもエネルギーを注いで力一杯努力ができる女性のよう。
加えて、生命線から垂直に立ち昇る2~3㎝の線は努力開運線(②)と言われるラッキーサイン。
恋愛だけではなく、夢や理想の実現の為に頑張ってきたことが、いよいよ実を結びそうな時を意味しています。
恋愛においても、キレイになりたい、憧れの人に認められたい、意中の彼に振り向いてもらいたい！などといった気持ちに対する努力が報われ、次のステージに進める可能性が。
恋はタイミングが重要。
自分の気持ちだけではなく、相手がどういう状態の中にいるのかを探れるとさらにベスト。
自信を持って進めるはずです。
ただし、一つだけ気をつけなければならないことも。
ラッキーサインは、とても気まぐれなサイン。突然現れ、気づいた時にはいつのまにか消えていることも。見つけた時には、背中を後押ししてくれるパワーがあるので、迷いなく進むと良いでしょう！
Text & Illustration : daua
海外を旅した際に出会った西洋占星術家がきっかけで手相・心理学を研究。IT,アート業界でWebディレクター、ライターとして働く傍ら、いつの間にか手相が口コミで評判となり、2012年から手相観として本格始動。個々の可能性を見いだし、良い変化をもたらすツールとして手相を捉え、手相を通じて自分自身を深く見つめる感覚を多くの人と共有することを目指している。2017年にベルリンへ拠点を移す。パーソナルカウンセリングを軸とし、手相をキーワードに、アートやデザイン、食、ヒーリングなど様々なジャンルのイベントでグローバルに活動を行っている。
