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履き心地の悪いハイヒールでヨロヨロ歩いているあなたにとっても、サハラ砂漠にいるかのように汗をかくフラットシューズを根気強く履いているあなたにとっても、快適で仕事にふさわしい靴を探すのは大変。

イギリスのスリッパ会社が通勤にスリッパを履くのを勧める理由はここにある。しかもコレ、従業員の生産性を高めるらしい。

ShoegardenはThe Sun誌に対し、従業員にフワフワした履き心地のよい靴を許可することが 「会社のパフォーマンスにとって非常に有益」 であると語った。

「カジュアルで力の抜けたスタイルを受け入れる職場がますます増えている」

「従業員はみな快適に働くべき。だからこそShoegardenでは、足の裏の形に添った中敷きを使うことで最大限の快適さと足へのサポートを実現する、様々な室内用スリッパを取り揃えている」

ドレスコードを緩める企業は増えている (フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグが毎日同じシャツとジーンズを組み合わせているのは周知の事実)。でも、それが生産性に及ぼす影響については曖昧なまま。

カジュアルな服装では気が緩んでパフォーマンスが低下するとする研究もあれば、リラックスした服装で生産性が最大40%も向上することを示す実験結果もある。

英国ハートフォードシャー大学の心理学教授でファッション心理学者のカレン・パイン博士がThe Guardian誌に語ったところによると、衣類の選択は思考に大きな影響を与えるという。

「着用者が、身に付けたアイテムから連想される特徴を見せるのはよくあること。多くの衣類には、“プロフェッショナルな仕事着” や “リラックスできる週末の服” といった象徴的な意味がある。それを着ることで私たちは、その意味に沿った行動を取るよう脳を促している」

ということは、スリッパで歩き回っていたら、大切な業績目標が達成できない可能性が高いってこと? パイン博士いわく、それは業界によるところが大きいそう。

「一般的に、最もパフォーマンスが上がるのは、その仕事にマッチする服装で働いた時。マッチする服装とは、その仕事の性質と同僚の服装によって決まるもの」

同僚を説得して、スリッパを履いてもらうべき時かもしれない?

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lauren Williamson Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images