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コンタンクトレンズを使っている人なら、きっとどれかは思い当たることがあるはず。

ソフトコンタクトレンズ使用者の半数が目の乾きを訴えており、さらに画面を見ることで悪化する恐れがある。そこで最近では、コンピュータビジョン症候群や画面による目の疲れを改善するコンタクトレンズがクーパーヴィジョンバイオフィニティより登場した。でも、専用のコンタクトを使っていようと、普通のものを使っていようと目を正しくケアしてあげないと、目のトラブルがひどくなるかもしれない。コンタクトレンズユーザーがうっかりやっている間違えをチェックして、使い方を見直して。

コンタクトをつけたまま寝る

何度もコンタクトをしたまま寝ているのは、たとえそれが24時間と書かれていたとしても、目の表面の角膜に酸素が届かなくなり、乾きや違和感、赤みや目のかすみやはれの原因になると、グェン氏。目に傷がつくと、たとえそれがものすごく小さな物でも、コンタクトレンズと目の間にバクテリアが閉じ込められ、炎症を起こし角膜炎になることもある。そして、なんと年間6万人以上が角膜炎による赤みや痛みを訴えて、眼科に駆け込んでいるという。

角膜炎の原因になるこうした小さな傷は目をこすったり、目になにかが入っただけでもついてしまうので気をつけて。

あるオーストラリアの論文によると、コンタクトをつけたまま寝てしまうと、日中しかつけなかった人に比べて角膜感染症になるリスクが6.5倍も高くなるということが分かっている。しかも、これはつけたまま寝る回数が週に1回だったとしてもだという。さらに、寝ている間に目に酸素がいかないと角膜が傷つき、痛みを伴う上に場合によっては視力を失う可能性のある角膜潰瘍のリスクを10倍にしてしまう、とコロンビア大学メディカルセンターの眼科医、リサ・パーク医師は警告する。

コンタクトをつけたままシャワーを浴びる

コンタクトはグレムリンと同じで濡らしてはいけないもの。コンタクトが水分を含み、ふくらんで形が変わり目に張りついてしまう。それが角膜を傷つけてしまい、炎症を起こすバクテリアが中に入りやすくなってしまうそう。シャワー、プール、お風呂、湖、川や海の水には微生物がいるので、これがレンズの下に入り込み炎症を起こすことになる。そして、ひどい場合は視力を失わせることもと、グェン氏。コンタクトをしているのなら、水泳のためには、水の入りにくいゴーグルを買う必要がある。また水道水には、アカントアメーバという微生物がいる場合もあり、これが目に入って悪影響を起こすことがある。

きちんと洗っていない

唯一コンタクトにつけていい液体は、コンタクトレンズように作られたものだけ。でもある調査では、ビールやベビーオイル、レモネードやフルーツジュース、なかにはバターでコンタクトレンズを洗ったことがあると答えている人がいるそう。コンタクトを洗う時は、洗ったばかりのきれいで乾いた手で、粘液や分泌液などのついたレンズをやさしく洗い、雑菌の繁殖につながらないようにする。そして、同じコンタクト液でよく洗ってから一晩殺菌作用のあるコンタクトレンズ液にひたして。

使用期限を無視する

コンタクトレンズを指定されている日数より数日長く使うとお金の節約になるかもしれないけれど、他のところでそのツケを払わなくてはいけなくなるかも。コンタクトレンズを長く使いすぎると微生物やタンパク質がレンズにたまっていく。それが、長期的な視力の低下につながることも。だから、1日2日だから大丈夫、と思わないできちんと使い方を守って。

ケースのお手入れを怠る

コンタクトレンズのケースは炎症につながるような細菌の温床。毎日ケースを洗うことで年間のコンタクトレンズ関連の炎症を半分にすることができる、というのはCenters for Disease Control and Prevention。容器の中身を捨てて毎日新しい洗浄液で洗い流すように。新しい液を足すだけでは、細菌が増えるだけ。そして一度ひっくり返して、ペーパータオルに乗せて自然乾燥させて。割れたら交換するか、そうでなくても最低3ヶ月に一度は新しいものと交換して。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Aviva Patz Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images