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毎日のコーヒーが身体によいという研究は今までにたくさん発表されてきたけれど、最新の調査では甘い物を食べたいという欲求とも関係があるということが分かった。おやつタイムに甘い物片手にコーヒーを飲んでいる人は要チェック。

食品科学の専門誌『Journal of Food Science』による小規模の研究で、2つのグループのうち1つはデカフェのコーヒー、もう一つのグループは普通のコーヒーを飲むという実験を行った。どちらのグループとも甘いコーヒーを与えられ、自分がデカフェなのか普通のコーヒーなのかは知らされていない。

実験で出されたコーヒーはどちらも甘さは同じだったが、普通のコーヒーを飲んだグループの方が甘味を少なく感じる、という結果になったそう。

研究者によると、カフェインはアデノシンの受容体を鈍らせてしまい、甘さの感じ方が変わるのではないかと考えている。このせいで、コーヒーを飲みながらだと、いつも以上にクッキーをたくさん食べないと甘い物を食べた気にならなのかもしれない。

さらに、この研究では、どちらのグループもコーヒーを飲むことで注意力がアップしたと自己評価していたが、実際は反応速度に変化は見られなかったそう。つまり、カフェインを飲んだ、という認識の強いプラシーボ効果を示している。

今回の結果はコーヒー愛好家にとっては残念なニュース。午後3時の甘い物が欲しくなるタイミングでは、どうやらコーヒー以外のドリンクにした方がよさそう。

https://www.womenshealth.com.au/coffee-caffeine-influence-on-sugar-cravings

Text:Lauren W Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images