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夜のルーティーンに含めるべき項目とは? 歯を磨いて、心地よいパジャマに身を包む。そして?
最新情報によると、ほとんどのアメリカ人がベッドに入る前の重要なステップを飛ばしているよう。この内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

安全科学機関「UL」が行った調査で、60パーセントの人が寝室のドアを開けたまま寝ていることが判明したそう。万が一火事が発生したとき、この選択が生死を分けるという。ドアが閉まっているだけで、炎の広がりを遅らせ、有毒ガスを減少させる。酸素レベルは改善し、室内の温度を下げられるという。

最近は家具や住宅建設で合成繊維の使用が増えているため、ドアを閉めておくと、部屋から安全に脱出するときに大きな違いを生む。火災が起きたとき、家から無事に脱出するための平均時間は、ここ数十年間で17分から3分未満へと大幅に減少。理由は、住宅に可燃性素材が用いられ、今のオープンフロア型の造りに変わってきたことがあげられる。

でも、多くの人はドアを開けていたほうが安全だと誤認しており、それは消防士が推奨している内容と真逆。そこで消防士は安全研究所を設立し、全国火災予防運動との連携による新たな公的安全の取り組みを強化しているという。

寝る前に寝室のドアを閉めるだけで、いかに人の命が救われるかを多くの人に伝えるため、“Close Before You Doze”というキャンペーンが行われた模様。ドアを閉めた部屋と開けた部屋で炎の燃え方の違いをビデオ映像により証明したところ、多くの人がドアの重要性を思い知らされた模様。

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これからは寝室のドアを閉める習慣を付けよう。子供部屋も忘れずに。この機会に、自宅の一酸化炭素探知機や煙感知器の状態もチェックしてみて。火災を引き起こす可能性がある物を確認し、家族で火災時の脱出方法を見直そう! このような小さな予防策が、万が一のときに大きな違いを生むはず。

※この記事は当初、Good Housekeeping USに掲載されました。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text : Caroline Picard Translation : Yukie Kawabata Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。